神の悪フザケ

著者 :
  • 青林堂
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本棚登録 : 69
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784792602611

感想・レビュー・書評

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  • いじめられた人はいますか。絶望を知ったことはありますか。死にたいですか。地獄と修飾するほど以上の自己崩壊を味わったことはありますか。されたことがない人はこの本を読んでもたぶん何も感じないでしょう。おもしろくも無いでしょう。こころ動かされることはないでしょう。神は意地悪で平等という概念などこの世にはなく、ただ一切は過ぎていく。その苦痛は永遠とも思わされるほど心臓が痛む。統合失調症になる人が狂っているのか、統合失調症になるまでその人をいじめ尽した「普通の人」が狂っているのか、私にはわからない。いっそのことこの地球に住んでいる全員が狂っているのだと思うけれど。・・・。

  • マンガが弱者の表現手段であることを今も強く主張し証明する、魂の書。R.I.P.

  • きらきら(美しく)輝く欺瞞と偽善の世界を外から見ている 見ていた
    しかしなんでここまで???

  • どう読んでも出てくる登場人物、主人公=山田花子としか思えない。書かれている世界も日常に必ずあることだが、それはとても狭く、誰もが見て見ぬふりをし、すぐに忘れ去られるような小さなものである。しかし、だからこそそこに書かれる主人公にとっては痛く苦しく辛い。これが日常だったのなら、そりゃ生きるのが苦しかっただろうなぁ…と思う。

  • 山田花子(芸人ではない)は暗い、読んでてイヤになる。
    周りに絶対いる(いた)、イヤな人間いっぱい出てきます。

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著者プロフィール

山田 花子(やまだ はなこ、1967年6月10日 - 1992年5月24日)は、日本の漫画家。本名、高市 由美(たかいち ゆみ)。旧筆名は裏町かもめ、山田ゆうこ。実妹は漫画編集者の高市真紀。
自身のいじめ体験をベースに人間関係における抑圧、差別意識、疎外感をテーマにしたギャグ漫画を描いて世の中の矛盾を問い続けたが、中学2年生の時から患っていた人間不信が悪化、1992年3月には精神分裂病と診断される。2ヵ月半の入院生活を経て5月23日に退院。翌24日夕刻、団地11階から投身自殺。24歳没。
著作に『神の悪フザケ』『嘆きの天使』『花咲ける孤独』『魂のアソコ』『からっぽの世界』『自殺直前日記』がある。

「2018年 『自殺直前日記 改』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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