天国に結ぶ恋 (1)

著者 :
  • 青林堂
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本棚登録 : 116
レビュー : 16
  • Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784792603601

感想・レビュー・書評

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  • 丸尾末広・江戸川乱歩の香りがぷんぷん…腰で繋がったののこと虹彦のシャム双生児の話。出版社を営む父親と優しい母親、姉との富裕層の暮らしだったが、不具者(片輪者)であると言う事で人の目に触れないよう、人から差別や暴力を受けないよう、座敷牢の中で暮らしていた二人。虹彦は利発だったが、ののこは誕生以来意識を持ったことがない。虹彦の腰にくっついた生きた人形の様だった。そんな世界の中から関東大震災で焼け出され、家族とは会えず、見世物小屋の主人に拾われる事になりーーーーー
    これが1巻、表紙裏の「彼らは二人であって一人だ。同じ日に生まれ、同じ日に死ぬ。」の結末を見届けたいが、続刊の発行はされてない様だ…残念至極。シャム双生児は同性の双子にしか生まれないと言う作中の解説を含め、二人の出生には劇的なものがあるに違いない。

  • やっと買えたわ。

  • 「よそ者には上か下かしかない。自分たちより上なら遜り下ならとことん踏み潰す」
    「強い者から弱い奴へ 差別はまるでゲロのように上から下へ垂れ流される」

    関東大震災で混乱する日本を舞台に、シャム双生児である虹彦とののこが体験する数奇で壮絶なお話、第二部が連載開始直後に休載に入ってから・・・・何年経ちましたっけ・・・・・。

    単行本になってるのは第一部だけですが、これはこれでしっかりと読み応えがあり、差別の物語としてちゃんと完結しています。

    amazonに、あの美しい表紙の画像が上がってないのが悲しい。

  • やっと手に入れた念願の大越孝太郎漫画。世間体を憚り土蔵で育った兄妹のシャム双生児、虹彦とののこ。関東大震災で初めて外へ出るも見せ物小屋に拾われ東北に行く。障害者差別についての問題を孕んだ非常に重い作品。第2部を熱望する。二人で一人の虹彦とののこがどういう風に生きていくのかを見届けたい。

  • 画像がないけども。大好きです、これ。続き無理なのかなあ…

  • 数奇な運命をたどる双子の兄妹のお話です。
    裏表紙の「彼らは二人であって一人だ。同じ日に生まれ、同じ日に死ぬ」はすごいフレーズですね。

    もう二巻がでることはないようなので、残念です。
    最近知りました。


  • この本が大越先生との出会いの始まりです
    どうしても読んでみたくって高2の時に初版を3000円で購入しました。
    漫画本を3000円で買うなんて!と思ったけど今では家宝。

  • 腰のあたりで繋がっている兄妹を中心にして、見世物小屋でしか生きれない人たちの苦しみとか悲しみとか現実とかを凄惨に描いた漫画ですよ。
    大越先生の漫画、ぶっちゃけ怖いんだけど、この話だけは好きだった。ていうか続きはいつ・・・

  • 傑作ですよね〜...
    つづきが読みたい。

  • 生きるも死ぬも
    左右いっしょ
    どちらかが死ねば
    もう片っぽも助からない
    シャムの宿命さー


    あたしは、小さい頃から
    もうひとり自分がいたらと思ってて。
    双子、しかもシャム双生児なんて、
    存在を知った時から憧れで
    (きっとそう生まれたら生まれたで
    個体で生まれたかったと強く望むんだろうけど
    ないものねだり)
    一蓮托生、一心同体、運命共同体。
    お互い居ないと生きられない相手が
    生まれた時から隣で(前や後ろかもしれないけど)
    しかもぴたりとくっついてるなんて、
    なんて素敵!!
    (↑実際の労苦とか、差別とか、悲しい話は
    とっぱらってほんと無責任で個人的な
    趣味の妄想としてとらえて下さいませ。)

    とそういう想いを
    この人も抱いている人なのだろうな
    と勝手に解釈。

    男女のシャム双生児は
    現実にはありえないらしいから
    この物語はファンタジイであるのだけど。
    とてつもない画力と
    徹底した背景描写で
    とてつもなくリアル。
    あたし自身、大正なんて時代に
    生きていたわけじゃないので
    リアルといっても、聞いたり読んだりした
    その時代像なのだけれど。
    大越先生は実際この時代を
    視てきた人なのではないかと思ってしまう説得力。
    ありえないくらいにロマンチックで
    でも現実の厳しさとか悲しさとかも
    表現している作品。

    続きが激しく気になっている状態で
    止まっているので、
    是非見たいなあという気持ちも込めてレビュー。。

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