天国に結ぶ戀 1

著者 :
  • 青林堂
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本棚登録 : 135
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784792603601

感想・レビュー・書評

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  • 生きるも死ぬも
    左右いっしょ
    どちらかが死ねば
    もう片っぽも助からない
    シャムの宿命さー


    あたしは、小さい頃から
    もうひとり自分がいたらと思ってて。
    双子、しかもシャム双生児なんて、
    存在を知った時から憧れで
    (きっとそう生まれたら生まれたで
    個体で生まれたかったと強く望むんだろうけど
    ないものねだり)
    一蓮托生、一心同体、運命共同体。
    お互い居ないと生きられない相手が
    生まれた時から隣で(前や後ろかもしれないけど)
    しかもぴたりとくっついてるなんて、
    なんて素敵!!
    (↑実際の労苦とか、差別とか、悲しい話は
    とっぱらってほんと無責任で個人的な
    趣味の妄想としてとらえて下さいませ。)

    とそういう想いを
    この人も抱いている人なのだろうな
    と勝手に解釈。

    男女のシャム双生児は
    現実にはありえないらしいから
    この物語はファンタジイであるのだけど。
    とてつもない画力と
    徹底した背景描写で
    とてつもなくリアル。
    あたし自身、大正なんて時代に
    生きていたわけじゃないので
    リアルといっても、聞いたり読んだりした
    その時代像なのだけれど。
    大越先生は実際この時代を
    視てきた人なのではないかと思ってしまう説得力。
    ありえないくらいにロマンチックで
    でも現実の厳しさとか悲しさとかも
    表現している作品。

    続きが激しく気になっている状態で
    止まっているので、
    是非見たいなあという気持ちも込めてレビュー。。

  • シャム双生児の男の子と女の子が主人公の漫画。続きが気になる。

  • ─彼らは二人であって一人だ。同じ日に生まれ、同じ日に死ぬ─大正末期、融合双体児の虹彦とののこは関東大震災によって家族とはぐれ、見世物小屋「寿一座」の一員となるが…

  • 男女のシャム双生児のお話。ガロ系の漫画家さんはぶっちゃけ当たり外れが激しいですが、大越さんの絵は綺麗で、少し怖い。これって続編出るんでしょうか…密かに凄い待ってるんだけど…。

  • 男女のシャム双生児の行く末は…?グロテスクだけど、幻想的。

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著者プロフィール

大越孝太郎 ★漫画家。1986年、青林堂刊行のガロ12月号にて『アカグミノカチ』でデビュー。デビュー以来、一貫して「猟奇」をテーマに描き続け、カルト界での評価はもちろん、一般のファンやプロの描き手にも信奉者は多い。代表作に『月喰ウ蟲』『フィギッシュ』『天国に結ぶ戀』『猟奇刑事マルサイ』など。    Cuvie ★漫画家。同人活動などを経て、2001年にデビュー。様々なジャンルにわたり、繊細な心理描写と魅力的な画風を駆使した作品を手掛け、絶大な人気を博する。現在、ヤングチャンピオン烈にて『NIGHTMARE MAKER』を好評連載中。代表作は『ドロテア ~魔女の鉄鎚~』、『ハコイリ』、他にも作品多数。    沙村広明 ★漫画家。1993年、アフタヌーン四季賞夏のコンテストにて四季大賞を受賞した『無限の住人』でデビュー。年末より連載化した同作は、現在も大人気連載中。2008年にはアニメ化もされた。他にも『おひっこし』『シスタージェネレーター』『ハルシオン・ランチ』(以上すべて講談社・刊)など作品多数。

「2012年 『ネメシス 2012年 秋号 ♯10』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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