- Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784792603601
感想・レビュー・書評
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生きるも死ぬも
左右いっしょ
どちらかが死ねば
もう片っぽも助からない
シャムの宿命さー
あたしは、小さい頃から
もうひとり自分がいたらと思ってて。
双子、しかもシャム双生児なんて、
存在を知った時から憧れで
(きっとそう生まれたら生まれたで
個体で生まれたかったと強く望むんだろうけど
ないものねだり)
一蓮托生、一心同体、運命共同体。
お互い居ないと生きられない相手が
生まれた時から隣で(前や後ろかもしれないけど)
しかもぴたりとくっついてるなんて、
なんて素敵!!
(↑実際の労苦とか、差別とか、悲しい話は
とっぱらってほんと無責任で個人的な
趣味の妄想としてとらえて下さいませ。)
とそういう想いを
この人も抱いている人なのだろうな
と勝手に解釈。
男女のシャム双生児は
現実にはありえないらしいから
この物語はファンタジイであるのだけど。
とてつもない画力と
徹底した背景描写で
とてつもなくリアル。
あたし自身、大正なんて時代に
生きていたわけじゃないので
リアルといっても、聞いたり読んだりした
その時代像なのだけれど。
大越先生は実際この時代を
視てきた人なのではないかと思ってしまう説得力。
ありえないくらいにロマンチックで
でも現実の厳しさとか悲しさとかも
表現している作品。
続きが激しく気になっている状態で
止まっているので、
是非見たいなあという気持ちも込めてレビュー。。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シャム双生児の男の子と女の子が主人公の漫画。続きが気になる。
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─彼らは二人であって一人だ。同じ日に生まれ、同じ日に死ぬ─大正末期、融合双体児の虹彦とののこは関東大震災によって家族とはぐれ、見世物小屋「寿一座」の一員となるが…
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男女のシャム双生児のお話。ガロ系の漫画家さんはぶっちゃけ当たり外れが激しいですが、大越さんの絵は綺麗で、少し怖い。これって続編出るんでしょうか…密かに凄い待ってるんだけど…。
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男女のシャム双生児の行く末は…?グロテスクだけど、幻想的。