民主党政権-悪夢と恐怖の3年3ヶ月 「思想ウイルス感染」に冒された政権与党の一大パンデミック! (SEIRINDO BOOKS)
- 青林堂 (2013年6月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784792604707
作品紹介・あらすじ
民主党の悪事を徹底解析。
感想・レビュー・書評
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この人面倒臭い感じ。「」書きでやたらと言葉を定義してるのはうざいし、脳内事実に基づいた展開かよと思うこと多発。
左思想をウィルスに例える展開は、ちょっとちゃうやろとしか思わんが、思想から、旧民主党現立憲民主党がなんであかんかったんかというとが、確かにその観点から頷ける。
どうすんだ。
自民党しかなければ、民主主義じゃなくなるぞ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【由来】
・MediaMarkerで
【期待したもの】
・眉唾っぽいタイトル、中身はどうなのか。「民主党設立時から取材してきた筆者」とやらの主張をちゃんと自分で判断できるか。
【要約】
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【ノート】
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弱者保護は個人主義
あいつらの素性が少しわかった -
著者の思想を客観的に見えれば、保守思想となり、右寄りと呼ぶのだろうか。
その著者からすれば、民主党は、結党時より本来は入るべきではない、戦後教育の洗礼を受けた左翼リベラル主義の人間が多く入ってしまい、そのことが国益を損なう言動や行動、結果的に民主党の迷走につながってしまったとしている。具体的には、鳩山政権、菅・仙谷コンビ、小沢一郎の主張の変遷などをまとめている。主義・主張は、左翼リベラル主義としてまとめているのでわかりやすい。
けれども、本来は河野談話で有名な河野元自民党総裁の発言、人権派として有名な元総裁の谷垣氏などの、リベラル派の流れは自民党内にもある。二項対立で民主党を蔑むのはよいが、できれば自民党の中も含めて、空想的なリベラル主義の問題性をもう少し描いてくれてもよいかなと思った。 -
民主党の「左翼リベラル主義」とは畢竟、弱者=善、強者=悪という単純な思想であるという。そこから民主党政権の失敗を語る本。内容はタイトルほどには扇情的ではない。
中公新書の民主党本は(なぜか)あえて党の思想信条に触れなかったが、本書は逆にそっち方面から攻めている。
が、いかんせん取材力が個人と組織では違いがありすぎ、こちらは思想的に相容れない相手を説得できるようなレベルの本にはなっていないように思う(共感できれば読んでいて面白い)。
最近買ったので、初版ではあるが7箇所の修正箇所を示した正誤表ついていた。
惜しいことに、あと2箇所おかしいところがある。
まず4ページ。「コヴァ」というのは漫画家の小林よしのり氏とその支持者を揶揄した言葉で、「コンサヴァティブ」(保守)の略ではない。使う人も左よりの人には限られていなかった、というかむしろ保守やミリオタの側がよく使っていた。
100ページ。北朝鮮のスパイ、辛光洙を「在日韓国人」と書いてあるが明らかな間違い。
辛光洙は戦前の日本生まれで(まだ韓国も北朝鮮もない)、戦後まもなく帰国し韓国人となったが(既に在日でない)、朝鮮戦争の際に北朝鮮側につき、かの国に渡った。そして、日本人になりすまして日本に潜入し、また世界を渡り歩いていた。韓国で逮捕された際も日本人になりすましていた(惠谷治:『北朝鮮対日謀略白書』より)。
北朝鮮工作員が日本人になりすまし、対南工作を行う。この際に必要になるからこそ、北朝鮮による日本人拉致事件が発生した(辛光洙も拉致された日本人になりすました)。これを考えると辛光洙の出自の誤りは見過ごすわけにはいかない。 -
この本を通して民主党政権を振り返ってみると、公約が実現できていないことに始まり、温室効果ガスの25%削減や沖縄の基地移設問題など調子に乗って出来もしないことを言った鳩山の話や、東日本大震災の際の菅直人の対応の不味さと、本当に国益に反した政権であったとおさらいすることができた。 このような政権ができてしまった原因は、GHQの思想教育まで遡ぼって考えなければならず、鳩山、菅直人の世代は、弱いもの=善、強いもの=悪という凝り固まった考え方が教育により植え付けられ、左翼リベラリズムを生んだという内容の本だった。