- Amazon.co.jp ・本 (15ページ)
- / ISBN・EAN: 9784793380235
感想・レビュー・書評
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授業中に読んで知りました。葉山嘉樹
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後味が悪いというかなんというか。
それで、どうしたら救われるのだろう、と考えこんでしまった。 -
図書ではなく教科書に載っていた、プロレタリア文学の一篇。
と、言っていいものかどうか。
プロレタリアと言うよりはミステリ、ミステリよりもホラー寄り。
底辺労働者の哀惜というにはいささか狂執的な雰囲気の漂う、短編ながら優れた作品だと思う。 -
2008/02/15 読了
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ナイナイのオールナイトを聞きながら
青空文庫で読んだ。<BR>
「え?」で終わった……。<BR>
恋人がセメントと一緒に砕かれるくだりは
非常にグロテスクだったけど<BR>
与三の結びの意図が汲み取れず解説探しちゃったよ。
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高校の教科書にも採用されれいるそうで。
<BR>読解力付けます。 -
文章は下手だが、娘の心模様をグロテスクに描けている。プロレタリア文学。「あの人は立派なセメント樽になったかしら?」
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高校の教科書で読んだ話をインターネットで探して突き止めた。少ない日当の中で暮らす男にはまたこれから生まれてくる子供、例の依頼を含む手紙。誰彼ともなく俺に働けという、やりきれない思いを十二年経った今、感じることができた。
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初めて読んだプロレタリア文学作品。短編小説なので読みやすいと思います。
主人公・松戸与三が仕事中にセメント樽の中から手紙を見つけることから話は始まる。意味深な終わり方で、その後を想像して見るのもいいと思います。この文学は現代にも通じる考え方なのでは。