江戸っ子芸者一代記

著者 :
  • 草思社
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794201775

感想・レビュー・書評

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  • 369夜

  •  本書を読んだのが先か、或いは、荻野目慶子主演のドラマを見たのが先か、今となっては定かではない。 しかし、エッセイもドラマも、無類に面白かった記憶がある。 特にドラマは、荻野目慶子のいわゆるお侠(おきゃん)な感じが爽快であった。 芸者というと、かなり前に柳橋とかでしか、お目もじしたことはなく遙か彼方のお方ではある。 が、もう少し爺になって数寄の道に通じてから通ったら面白かろうかと。 否、こういう世間は、若いうちから通い慣れていないと駄目なのであろうな。

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著者プロフィール

1913(大正2)年銀座生まれ。2004年没。16歳で新橋の芸者となり、お座敷をつとめながら専門学校で英語を習得。海外の著名人の接待や、戦後の進駐軍との通訳で活躍。1956年アメリカに渡る。オペラのコンサルタントをするかたわら小唄や長唄など日本の古典芸能を教え、コロンビア大学等で東洋哲学の講義もしていたが、ニューヨークで晩年を迎えた。波乱万丈の生涯は本書およびその続篇である『江戸っ子芸者一代記』(戦後篇、アメリカ篇、ともに草思社)に詳しい。本書は、ドイツ語版、スペイン語版、チェコ語版はじめ世界数か国語に翻訳刊行され、それぞれに好評である。ほかに『ああ情けなや日本』『いきな女たち』『いきな言葉 野暮な言葉』(いずれも草思社)などの著書がある。

「2015年 『文庫 人情ことば 恋ことば』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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