思春期病棟の少女たち

  • 草思社 (1994年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (216ページ) / ISBN・EAN: 9784794205568

みんなの感想まとめ

正常と異常の境界が曖昧な中で、10代の少女の繊細な心情が描かれた作品です。著者の自伝を基にしたこの物語は、映画「17歳のカルテ」と同様に、淡々とした語り口でありながら、深い感受性を持つ主人公の内面を鮮...

感想・レビュー・書評

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  • Na図書館本

    スザンナケイセンは、50錠のアスピリンを飲み自殺未遂。境界性パーソナリティー障害で入院。その日々を書いてある。

    興味を持って読み進められず残念。これは私にとってであり、本の内容に問題ありではない。

  • 映画「17歳のカルテ」の原作本。正常と異常の境界線って曖昧。何を基準にしてるのかな。

  • 映画「17歳のカルテ」がとても鮮烈だったので原作を手に取りました。
    著者のスザンナの自伝で、こちらも映画同様10代の女の子の繊細な心が淡々と、だけどみずみずしく描かれています。

    彼女の病名は境界性人格障害ですが、性的逸脱、といったような症状が挙げられます。
    でも彼女は、私が男だったら何人の女の子と寝たら逸脱してるって言われるんだろう?と素直な疑問を感じています。
    異常と正常の境界ってすごく曖昧。
    だけどスザンナはなんとなく危うく不思議な感受性を持っていて、こんな風に作家になったりアーティストになる人が精神科にかかると、何かしらの病名を付けられてしまったりするのかしら?なんて思いました。

  • 何度も何度も読み返して全て頭に入った。
    自分の苦しさで甘えてしまいたくなったとき
    読み返す。
    背中を何度も押してくれた、前を向かせてくれる強いメッセージ性。

  • タイトル、フェルメールのGirl Interrupted at Her Musicからきてるの知らなかった

  • 60年代後半、ほんの短い診察の後精神病院の閉鎖病棟に送り込まれた10代の少女。
    その中で出会った患者仲間の少女たちとのやりとりは、想像していたよりも穏やかで普通。
    今ならどこにでも居そうな女の子たちが自分の病名も告げられずに1年以上も鉄格子の中に閉じ込められていた時代。
    のちに作家になった著者が弁護士を通して当時のカルテを集め境界性人格障害だったと知る。
    正気と狂気の境目は曖昧で飛び越えるのも簡単。

  • よくわからないところが多かった。
    感覚的にわかる気がするけど、
    そんなもの、どこで実感してくるのさ。

    でもそういうところがこの本の特徴だと思う。
    正常とされている人間から、さほど遠くない狂気。

  • 繊細すぎるのか、それとも精神異常なのか?というような話。思春期の、まだ何者にもなっていない女の子というのは不安定なものだと思う。専門的立場から書かれていないからか、なんとなくぼやんとしていて何が言いたいのかよく分からない。

  • 映画はみていない。見てた人ならすんなりわかるのかな?
    どうも自分の現実から離れすぎてて想像がしにくかった。

    でも一番感じたのは、彼女たちのすべてを理解してあげなくてもいいから
    少しだけでも彼女たちが置かれている環境を想像してみることが大切なのかなとも思った。
    心理学の観点からすればいいのか悪いのかわからないが・・・

  • 映画「17歳のカルテ」の原作。ノンフィクション。
    「境界性人格障害」と診断され2年間の入院生活。
    原作のようなストーリー性はなく、時間軸も前後、思ったままをポツポツかいているようで散文的。
    著者の内面はあまり書かれていない。

    1960年代の精神病院、10代の女の子たちが、病院内で普通に煙草を吸っていることに新鮮な驚き。

  • 映画17歳のカルテの原作
    映画も 好きだけど
    本もいい

  • 「17歳のカルテ」に原作があると聞かされて読んでみた。映画よりこっちのラストの方が前向きで好きだな。

  • 大好きなアンジェリーナ・ジョリーがアカデミー最優秀助演女優賞(?)とった映画の原作。
    学部時代異常心理学の授業でDVD観たなー。
    ノンフィクションなのがいい。
    際物揃いで閉鎖病棟は閉鎖病棟で中で生きていくには大変なんだろうな。やっぱりお局とか人間関係とか複雑そう。

  • 18歳で精神病院に入れられた著者が、同年代の少女ばかりいた病棟での日々を回想した作品。「思春期病棟」っていう邦題が素晴らしい。
    読んでいてはっとする。狂っているのだけど、「こちら側」に戻ってきた著者の人間らしい言葉で語られると、分かるなあ、という気持ちになる。

    「どうして自殺してしまわないの、という何ヶ月も前からつきまとっていた疑問。死んでしまえばレポートを書かなくてすむ。それに、この疑問と取り組まなくてもよくなる。この疑問と取り組むのに疲れ果てていた。この疑問は一度取りつくと、どうしても離れてくれない。自殺しようか、やめようか、という疑問と取り組むのにほとほと疲れ、それだけの理由で自殺したひとがおおぜいいると思う。」

    「ほんとうのことを言えば、自殺したがっているのは、わたしのなかのごく一部だけだった。」

    これは回顧録で、エッセイで、小説ではないんだけど、物語の言葉遣いで書かれているように思う。はっとするのは、内容にだけではなくて、その中にいた人だから書けたのかもしれない表現の言葉にだった。
    いい本読めました。

  • 文章の書き方、引き込まれる感じはすごい上手いと思った。強いて言うなら、主人公の内面についてもうちょっと覗いてみたかった。

  • この人のエッセイはもはや・・・ネ申の域ですね。
    以前、ウィノナ・ライダー主演で映画化された作品。映画見てないよー。。

    作者が精神科に入院していた時の実体験なんだけど、他の患者やスタッフ、それぞれの登場人物がすごく個性的。私の中では頭の回転が異常に早くてクールなリサがお気に入り。

    あと、作者のモノローグの部分もあって、普通と異常の境界線が曖昧になっていく感覚になりますた。うーん、奥深い。

  •  ブクログのコメント欄で、洋画『17歳のカルテ』の原作であるということを知る。
     人間はだれしもが狂気を秘めている、常人と狂人の境目はどこなのだろう。どうして狂人が狂人であるといえるのだろうか。わたしたちは本当に常人なのか?
     だれも答えを知らない。周りより少しだけ遅れて・進んでいるから、いま此処にいる。それだけなのだ。

  • 心理学の授業で「17歳のカルテ」を見た。
    精神病の人たちのことには興味が合ったし、理解したいと思っていた。

    だから、著者の本当の気持ちを知りたいと思って手をとった。

    ここに書かれていることは、すべて本当のことだから。

    俳優修行をしている私としては、私が狂っていて、彼女達が正しいんじゃないかって思えることもある。
    だって、素直に自分の感情を表現できるんだもの。

    出たがっている感情があるのに、出すすべが分からない私にとってはとても、魅力的な人たちに感じた。

    でも、どうせ見るなら、映画の方をおススメします♪
    ウィノナ・ライダーもそうだし、ウーピーもアンジェリーナもとても魅力的な俳優だから。

  • 2007/9 読。

  • どこからが正常で、どこかまでが正常なのか。
    アイスクリームパーラーの床が迫ってくる日があたしに来るだろうか。

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著者プロフィール

作家 1948年マサチューセッツ州ボストン生まれ。18歳の時の実際の体験を元に本書を執筆。

「2012年 『文庫 思春期病棟の少女たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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