- Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
- / ISBN・EAN: 9784794205568
作品紹介・あらすじ
今は作家である著者が、病棟で出会った少女たちの素顔を生き生きと描く。十八歳、わたしは精神病院に入れられた。狂気と正気の危うい境界をとらえ、絶賛を浴びた全米ベストセラー。
感想・レビュー・書評
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Na図書館本
スザンナケイセンは、50錠のアスピリンを飲み自殺未遂。境界性パーソナリティー障害で入院。その日々を書いてある。
興味を持って読み進められず残念。これは私にとってであり、本の内容に問題ありではない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
映画「17歳のカルテ」の原作本。正常と異常の境界線って曖昧。何を基準にしてるのかな。
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映画「17歳のカルテ」がとても鮮烈だったので原作を手に取りました。
著者のスザンナの自伝で、こちらも映画同様10代の女の子の繊細な心が淡々と、だけどみずみずしく描かれています。
彼女の病名は境界性人格障害ですが、性的逸脱、といったような症状が挙げられます。
でも彼女は、私が男だったら何人の女の子と寝たら逸脱してるって言われるんだろう?と素直な疑問を感じています。
異常と正常の境界ってすごく曖昧。
だけどスザンナはなんとなく危うく不思議な感受性を持っていて、こんな風に作家になったりアーティストになる人が精神科にかかると、何かしらの病名を付けられてしまったりするのかしら?なんて思いました。 -
タイトル、フェルメールのGirl Interrupted at Her Musicからきてるの知らなかった
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60年代後半、ほんの短い診察の後精神病院の閉鎖病棟に送り込まれた10代の少女。
その中で出会った患者仲間の少女たちとのやりとりは、想像していたよりも穏やかで普通。
今ならどこにでも居そうな女の子たちが自分の病名も告げられずに1年以上も鉄格子の中に閉じ込められていた時代。
のちに作家になった著者が弁護士を通して当時のカルテを集め境界性人格障害だったと知る。
正気と狂気の境目は曖昧で飛び越えるのも簡単。 -
よくわからないところが多かった。
感覚的にわかる気がするけど、
そんなもの、どこで実感してくるのさ。
でもそういうところがこの本の特徴だと思う。
正常とされている人間から、さほど遠くない狂気。 -
繊細すぎるのか、それとも精神異常なのか?というような話。思春期の、まだ何者にもなっていない女の子というのは不安定なものだと思う。専門的立場から書かれていないからか、なんとなくぼやんとしていて何が言いたいのかよく分からない。
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映画はみていない。見てた人ならすんなりわかるのかな?
どうも自分の現実から離れすぎてて想像がしにくかった。
でも一番感じたのは、彼女たちのすべてを理解してあげなくてもいいから
少しだけでも彼女たちが置かれている環境を想像してみることが大切なのかなとも思った。
心理学の観点からすればいいのか悪いのかわからないが・・・ -
映画「17歳のカルテ」の原作。ノンフィクション。
「境界性人格障害」と診断され2年間の入院生活。
原作のようなストーリー性はなく、時間軸も前後、思ったままをポツポツかいているようで散文的。
著者の内面はあまり書かれていない。
1960年代の精神病院、10代の女の子たちが、病院内で普通に煙草を吸っていることに新鮮な驚き。 -
映画17歳のカルテの原作
映画も 好きだけど
本もいい