パパはビリー・ズ・キックを捕まえられない (ロマン・ノワールシリーズ)

制作 : Jean Vautrin  高野 優 
  • 草思社
3.27
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本棚登録 : 25
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794206251

感想・レビュー・書評

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  • チョット歪んだ性癖を持つ登場人物達ばかりで、この先どうなるんだ、と読み始めは思ったけど、後半はしっかりミステリーとなってました。

  • 別に子どもは皆天使なのです、などと主張するわけでもないんだけども、子どもが悪者になるって話はなかなかに作りづらい気がして、特に10歳未満くらいの無垢な子どもと言えば必ず被害者側なんだから、こいつらが悪者役になるというとなんだかドキドキするというか背徳感があって好きなのね。まぁ今回は別に悪者ってわけじゃないんだけどもね。
    あと、このエロいシーンをくだらない表現で埋めていくのは大好き。マジでくだん表現が多くて、もう、おっさんか。後で使えるように覚えておかないと。

    というわけで、今回学んだフランス事情としては。
    ・フランス人はやっぱりバカンス第一。あー、いいなぁ、ここだけはフランス人に生まれればって思うわ。
    ・フランスと言えばデモ。そしてストライキ。
    しかしバカンスもするしストもするしで、フランスってのはやっぱ恐ろしいところだわ。

  • フランスのとある団地に集まる、主に性的に拘りすぎの感じがある人たち。
    あやうい均衡の上で成り立っていた彼らの人生が「ビリー・ズ・キック」の出現で崩壊していきます。
    伏線はそれなりに回収されて最後はきれいにまとまったとも言えるし「ビリー・ズ・キック」が事件を転がしてく様子は非常に面白かったものの、ユーモアと皮肉と諦観がごちゃまぜになったような描写に、面白さより不快が少しだけ勝りました。
    1971年作品、1995年翻訳。原著から受ける印象は分かりませんが翻訳に限っていえばブックデザインもあいまって古く感じました。

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