白血病の息子が教えてくれた医者の心

著者 : 丹羽靭負

• 草思社 (1998年5月1日発売)

感想・レビュー・書評

[ぽんだなさんの感想 · 2015年8月2日]

息子が白血病になった医者の自伝。西洋医療の基準にのっとった治療を息子に受けさせたものの、一方では西洋医療では治らない不治の病（著者の息子さんが白血病にかかった当時は。今はわからないが）とよくわかっているのにもかかわらず、息子さんをなだめすかしたりして西洋医療の治療を受けさせてしまうという人間の業を感じてしまった。納得のいく医療や、人を幸せにするための医療とのかかわり方とはなんだろうかと考えさせられた。