女が学者になるとき

著者 :
  • 草思社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794208330

作品紹介・あらすじ

1968年から69年にかけて、東京大学は学園闘争の真っ只中にあった。その中で最終学年を迎えた著者は、自分の不勉強に物足りなさを感じて大学院にすすむ。友人をとおして関心をもったインドネシアの研究をするためだった。間もなく同級生と結婚。二人は一緒に研究に励むことを誓う。しかし、アメリカへの留学や研究生活をつづけるうちに、二人の間に亀裂が生じる。著者はそれでも論文の執筆に打ち込み、遂にインドネシア研究の金字塔となる論文を完成させる。一人の女子学生が研究者に成長していく過程を語った希有な自伝。

感想・レビュー・書評

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    https://opac123.tsuda.ac.jp/opac/volume/99566

  • 国際関係学科 渡邊あや先生 推薦!
    大学院生時代から大学教員になるまでを綴った女性研究者の半生記。
    人生(+ライフ・イベント)と研究について考えさせられる一冊です。

  • 世の中には知らないことがありすぎる。そして、こんな根性はあたしにはないです笑

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著者プロフィール

慶應義塾大学名誉教授
Ph.D. in History(Cornel University)、博士(学術)東京大学
1970年東京大学教養学部卒業、1978年コーネル大学大学院修士課程修了、1979年東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。1993年名古屋大学大学院国際開発研究科教授、1997年慶應義塾大学経済学部教授、2012年より同大学名誉教授。専門はインドネシア社会史。
主な業績:『日本占領下のジャワ農村の変容』(草思社、1992年)、『東南アジア史のなかの日本占領』(編著、早稲田大学出版部、2001年)、『「大東亜」戦争を知っていますか』(講談社、2002年)、『岩波講座 アジア・太平洋戦争(全8巻)』(編著、岩波書店、2005~2006年)」、『戦後日本=インドネシア関係史』(草思社、2011年)、『資源の戦争――「大東亜共栄圏」の人流・物流』(岩波書店、2012年)ほか。

「2017年 『日本帝国の崩壊 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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