トマトが野菜になった日―毒草から世界一の野菜へ

著者 :
  • 草思社
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本棚登録 : 25
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794209382

作品紹介・あらすじ

数ある野菜のなか、世界でトップクラスの生産高を誇るトマト。しかし、一般に食べられるようになったのは、わずか200年前のことだ。現代の食卓で最も身近な野菜、トマトには、興味つきない歴史が秘められている。起源はペルーかメキシコか。新大陸を発見したコロンブスはトマトを見たか。かのメディチ家にトマト料理のレシピはあるのか。そして、文明開化の日本にやってきた西洋野菜トマトは、どのようにして人々の食卓に取り入れられたのか-。各国を旅し、古い文献をひもときながら、世界でいちばん愛される野菜の謎に迫る。

感想・レビュー・書評

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  • 【つぶやきブックレビュー】8/31は「野菜の日」(8・3・1)だそうです・・・

  •  トマトが昔は、毒草だと思われていたという記述を見てびっくりした。時代や場所が違うとこうも違うのかと思ってしまう。サックスの音色が悪魔、みだらだと思われていたのと同様の衝撃だ。

     真っ赤に燃えた太陽のように思えなく、後ろ向きに考えたのはどうしてなのか気になって今回の本を読んでみた。一番、困っていたのは、トマト自身だろう。トマトだけに戸惑っていたりして。

     トマトを食べただけで勇気のある男として歴史に残している人がいる。数人いるが一番有名なのが、第3代アメリカ合衆国大統領トーマス・ジェファーソンだ。同じ食べるにしても歴史に残る場合と残らない場合が考えられる。食べるパフォーマンスと言えば、未納三兄弟として一世を風靡して、カイワレ大根がO157 騒ぎで被害にあっているのを何とかしようとして食べるパフォーマンスをしたあのイラ菅こと、菅直人元総理の姿が浮かんできた。

     ヨーロッパで受け入れられて、アメリカでケチャップになって、日本でも受け入れられるようになるまでの歴史が分かってフムフムと思った。スパゲッティー、オムレツなどトマトが活躍する機会が多い時代だけに、トマトにもかつて人には言えない受難の歴史をかいくぐってきたのだなあと実感した。食材を巡る歴史をひも解いてみるのもいいもんだな。

     

  • こういう本が出るとは、トマトが成熟してきたと思われる。
    トマトは、単なるトマトだけの歴史ではないことがわかった。
    トマトは、ペルーが原種としてあった。
    それが、メキシコのアステカ文明と出会い、
    今日のトマトの形式を得るようになった。
    それが、コロンブスはさだかでないが、
    コルテスが、アステカ文明に出会い、
    トマトをスペインに持ち帰った。
    しかし、それは、毒草というイメージがつきまとった。

  • 野生のトマトがどこで誕生し、どういう過程を経て一般に受け入れられていったか、という言わば"トマト史"を著者自身が調査の過程で体験したできごとも踏まえて語られている。
    全体から著者のトマト愛が感じられ、またエッセイ風の読み物のためサクサクと読みすすめられる。
    日本にトマトが、主にトマトケチャップとして浸透していった背景。またトマトケチャップの起源などなかなか興味深かった。

    図書館にて。

  • トマトというすっかり料理におなじみとなった野菜のあまり知られていない歴史を著者が、ときにメキシコ、ときにアンデスとトマトにゆかりのある各地へ体当たり取材して調べた愛すべきトマト本。

  • あっと驚く情報はないけれど、まあ雑学本として楽しめます

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