日本外交はなぜ朝鮮半島に弱いのか

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  • 草思社
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794210753

作品紹介・あらすじ

わが国領海を侵犯する武装「不審船」、「治外法権」をうそぶく総聯・朝銀、25年たってなお解決をみない日本人拉致事件、たびかさなる歴史教科書への修正要求。日本政府はなぜこれらに毅然とした態度でのぞむことができないのか。コリア・ウォッチャーとして半世紀におよぶ経験をもつ著者が、わが国の対韓国・北朝鮮外交の諸問題をとりあげ、緊張に耐えぬく気概も定見ももたず、事なかれ主義に終始する姿勢は、なにに由来し、だれがこれを助長したのかを忌憚なく検証する。朝鮮半島問題を通じて、こんにちの日本が直面する危機の本質を描きだした、瞠目の書。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館から借りました。

    話せばわかるとか、こちらが謝罪すれば相互理解が成立する相手ではない。

    韓国、北朝鮮、中国の近隣諸国をはじめどこの国の教科書でも、自国民を奮い立たせるため、極端なまでに民族主義的、国威発揚的な記述となっている。自国の歴史をこき下ろしている日本が例外。

    「反日」を言うことで容易に世論が統一される
    韓国人の一部には、日本人が「謝罪」することによって、心理的に優位に立ったような気になる人たちがいる。

    政治とは本質的に利用・日利用の関係にあり、利用できるものはなんでも利用する。

    踏み倒され、たかられた未払いの貿易代金、八百億円。

    隣国のメディアは他人の非はオーバーに激しくかつ戦闘的に責めたてる。品は悪いが他人を悪く言うのが実にうまい。

    「三十六年の植民地支配」は隣国にとって、またとない外交カード。

    中国は、日本とは比較にならないほど長期にわたって朝鮮半島を支配してきたが、にもかかわらず韓国も北朝鮮も中国に対して「謝罪」を要求しない。
    日本に対して「植民地支配」のカードを使うと韓国側の要求が通る。一方、中国に同じことを言っても効果がない。だから中国には過去を問わない。ただそれだけのことである。

    植民地支配が「悪」であったなどといって「謝罪」している国は世界中で日本しかない。

    日本政府は緊張を恐れたのである。

    断言してよい。中国、韓国共に、こちらが一歩後退したら二歩、三歩と押してくる。日韓・日朝関係がまさにその歴史であったのだ。

    歴史感覚ゼロの「村山談話」が後世に残した呪縛。

    「謝罪」という病が、ありのままにものを見ることを妨げている。

    佐藤勝巳さんは2013年にお亡くなりになられてしまいました。
    日本にとって惜しい人を失くしてしまいました。

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