エレガントな宇宙: 超ひも理論がすべてを解明する

  • 草思社
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本棚登録 : 1032
感想 : 78
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  • Amazon.co.jp ・本 (574ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794211095

作品紹介・あらすじ

本書の主題である超ひも理論は、相対性理論と量子力学の対立という、物理学最大の難問を解決する。そればかりではない。宇宙の本当の姿を映し出し、万物を説明し尽くす根本の理論、究極の理論であると考えられている。宇宙の本当の姿とは?第一線の研究者である著者が、巧みな表現で描く超ひも理論の最新成果から、驚くべき宇宙の姿が明らかになる。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で借りて軽い気持ちで読み始めたところ、面白すぎて寝る暇も惜しんで読んでしまった。数式が無いのに、
    なんて鮮やかに宇宙を描く本なんだろう。高校生の時、アインシュタインの相対性理論を知って泣いた時の事を思い出した。買おうと思う。買って、本棚に置いて、ずっと見守ってて欲しい。これから物理をしていく中で、辛い事や悲しい事に沢山出逢うかもしれないけれど、そんな時はこの本を読もう。物理がどんなに素晴らしい学問なのか、宇宙がどれほど深遠な存在なのか、これを読んで思い出そう。
    物理学が宇宙に挑み続けている限り、私は絶対に諦めない。そんな気持ちをこの本に閉じ込めて、開くたびに思い出すようにしたいと思った。

  • この本は何度も読みました。
    黒体放射の説明、量子の説明、一番感動したのは相対性理論の説明でした。僕にははっきりいって後ろのほうの肝心なひも理論、M理論についてはよく理解できなかったけど、相対性理論の説明はあまりにも分かりやすくて、自分が理解できたことに物凄い感動を覚えました。

    ひも理論に関心のある方はもちろん、いまいち今まで相対論や量子というものが理解できなかった人にはとてもお勧めな本です。
    もちろん翻訳もとてもよくて、読みやすいです。

  • 一般向けの本だが、物理をやる学部生は一読の価値あり。前半は量子論と相対論をさまざまな例を用いて説明しようとする努力が見られ、なかなか面白い。ただ、後半は徐々に難しくなっていき、一般教養という枠では消化できなくなっているような気も。

  • 割と苦戦した部類。

    興味はあっても全編スラスラと行かず、ところどころで面白くのめり込む部分はあれど長続きせず。

    でもしばらくしてまて手に取ってみたら面白いかも。

    もしくはこれをベースにYouTubeで動画を見るとか。

  • ―2003年1月―

  • 物理素人としての目線で読みました。
    前半は、一般的な大衆にも分かりやすいように特殊および一般相対性理論、重力理論を説明しています。
    我が相対性理論、ホーキング宇宙を語る、不思議の国のトムキンスなど色々相対性理論に関する大衆向けの本を読みましたが、エレガントな宇宙が「相対性理論の説明」としては1番理解しやすかったです。ブライアングリーンのユーモアと洞察に富んだ説明のお陰かなと思います
    ただし、一般(私の知能の問題も大いに関係してると思われます)の人間に親切に語るのは大体ここまでで、量子力学の分野(200ページを超えたあたり?)の説明に入ると難易度が一転して、例え話などのユーモアたっぷりなエッセンスは一気に減少、読者ターゲットが物理専攻の大学1、2、3、4、院1、院2、と難易度が章ごとにどんどん跳ね上がっていくような感覚に襲われます。
    フラットランド、部分と全体、などの量子論の一般向け書籍を読んでから再読したいと思います。前半部分の素晴らしさに感動したので、ひとまず星4。。

  • 美しい文章で魅力的なのだが、自分には難解すぎる
    またいつかトライします

  • 宇宙はロマンで満ちている。
    物理学の歴史と概要(ニュートン、特殊相対性理論、一般相対性理論、量子力学)を勉強したかったので、本書の前半だけでも相当有益な本。
    超ひも理論も、素人私には極めて斬新で面白い。

  • 世界でも有数の超ひも理論研究者による超ひも理論の解説書。

    500頁を超えるボリュームで内容的にも難しく、読了までに約1ヶ月を要した。とても理解できたとは言い難いが、読んでいて楽しい部分も多く、読み応えのある一冊だった

    第2部までは、とてもわかりやすく、良いペースで読み進めることができた。これは、これまでに2冊の超ひも理論入門書(『はじめての<超ひも理論>』、『マンガでわかる超ひも理論』)を読んできたこともあるだろうが、挙げられる例の的確さとわかりやすさが利いていると思われる。

    しかし、第3部以降でひも理論の本題に入ってくると、徐々に読むペースが落ちてしまった。内容的な難しさと、ここのところ仕事が忙しく疲れ気味だということが相まって、電車で座れて本を開くと数ページ読んだところで睡魔が襲ってくるのだ。(この本は結構重いので、疲れた身体で立ったまま読む気にはなかなかなれない。)

    正直、内容が理解できず、読むのが苦痛なところもあった。それでも著者自身の研究が成果を上げた体験談などは、研究内容の難しさに関係なくワクワクさせられる。また、難しい話を身近な話に置き換えての説明などにより、部分的にはわかった気にもなれ、ひも理論に一端には触れることができたと感じることができた。

  • まだ読んでる最中だけど、ヤバ過ぎる
    双体性からM理論が出てきたところはゾクッとした
    ヤバいの見たって気持ちになる
    もう少しだー

    2回目読了

    かなり斜めに読んだけど

    ひも理論が本当なのか、よりも、ひもというアイデアをもとに、あらゆる理論が統合されていく様の、確かにエレガントなそれが、価値があるよね

    数学でここまで宇宙は説明できる

    真実かどうかは確かめられないけど、確かに世界と合致してる理論

    むしろ、ここまで合致するなら、真実かどうかはそんなに大事じゃないでしょ

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著者プロフィール

物理学者・超ひも理論研究者。コロンビア大学物理・数学教授。研究の第一線で活躍する一方、超ひも理論をはじめとする最先端の物理学を、ごく普通の言葉で語ることのできる数少ない物理学者の一人である。超ひも理論を解説した『エレガントな宇宙』は、各国で翻訳され、全世界で累計100万部を超えるベストセラーとなった。

「2016年 『文庫 宇宙を織りなすもの 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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