からくり民主主義

著者 :
  • 草思社
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本棚登録 : 169
レビュー : 37
  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794211361

感想・レビュー・書評

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  • メディアは白か黒しか伝えないと言うこと。でも大部分の人間は、白と黒の中間にいる。沖縄も上九一色村も、原発地帯も・・住民にとっては白と黒の中間に多数がいる。そして、それ以外のところには白と黒の人たちがいるのである。現場に常に居る事ができない以上、僕らは常識と想像力を持って、対処しなければならない。たしかに真実は白か黒しかないのだろう。でも、人間の生きている現実はその中間にある。そのことを受け入れないと、原理主義になるのである。メディアは原理主義の塊なのである。

  • (☆交換可能:新品同様)筆者のジャーナリストとしての考えがない本。ただの日記?

  • 養老孟司氏推薦

  • 『やせれば美人』という新潮文庫での面白い奥さんのダイエット日記以来、私はこの人の書く文章のファンです。
    沖縄基地問題、オウムや統一教会のような新新興宗教信者、地域通貨、その他いろいろな問題を実際に現地に行って現地の人に訊いてみる。言ってみればこれだけのことなのですが、これほどの現地の人のナマの声を引き出している本も珍しい。
    反対派、賛成派、賛成なんだけど反対派ありがとう派、TVの報道で流れるある種単純な切り分けがいかにうさんくさいものかを炙り出してくれるのですが、著者の「困った、困った」という声が聞こえてきそうな途方にくれた文章がまたよし。
    TVの政治討論番組の類が大嫌いなのだが、あのなかでも「国民は許しませんよ!」と、いかにも自分が国民の代表みたいな顔して言う男がいるけれど、あんたのいってることがどんだけ嘘にまみれていて誇大妄想に過ぎないのか、というのをこの本を読んで自覚してほしい。
    主義主張、信仰、思想、こういった厄介なテーマに関する本は、「そうなのかもしれないけど、あなたの書きぶりにも辟易する」という著者のバイアスがかかっていることが多いが、そのバイアスを持ち得ないままに困惑しつつとぼとぼと取材してまわるこの人の書きぶりは、きわめて好感が持てます。自分がどう考えるかまでいたらなくても、まず疑問を持つところからでいい、ぜひ読んでみてください。

  •  奥田秀朗氏推薦。
     世の中で騒がれていることの裏の裏を取材して分かった、思わず笑っちゃうエピソード。

  • 世の中で是か非か問われている問題を、現地に足を運んで住民にヒアリングしまくったルポ。現場には、世の論議とは全く違った現状があることがよくわかる。結局答えは、当事者の数だけあるってこと。

  • この前ゼミでも発表したけど、民主主義って何?と思う。読むほどに分かったようで分からないし、この本読んだら、自分の目と耳が民主主義のイイ面ばかりに浸っているような気がしてきた。あ、作者はR25の巻末コラム書いてるよ。

  •  ちょっと違った視点から、有名な事件を見せてくれます。

  • 個人的には隠れた村上春樹本(解説が村上春樹なので。)だと思ってます。養老さんもバカの壁で取り上げてました。

  • 民主主義、と難しそうな題名ですが内容はかなり噛み砕かれていてすんなり読めます。

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著者プロフィール

ノンフィクション作家。1961年、横浜市生まれ。東京外国語大学モンゴル語学科卒。テレビ番組制作会社勤務を経て、作家に。開成高校野球部の奮闘を描いた近著『弱くても勝てます』がベストセラーに。
『ご先祖様はどちら様』で小林秀雄賞受賞。

「2015年 『損したくないニッポン人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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