本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
- / ISBN・EAN: 9784794211781
感想・レビュー・書評
-
江戸時代に隆盛を極めた鷹狩りの文化。昭和の激動の時代に宮内庁の鷹匠を勤めた筆者の回顧録。この方は職業として「人鷹一体」になれた最後の日本人の一人ではなかろうかと思われる。
日本が敗戦と高度成長で失ったものは数々あるが、一般の人が失った事すら知る事の出来なかった文化が、確かに存在していた証のような本。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
著者は、宮内省鷹匠として皇室に仕え、半世紀以上を鷹と過ごした、諏訪流の第十六代鷹師。放鷹の技と心、そしてその真髄たる「人鷹一体」が語られます。意外に繊細で臆病な鷹を狩りに用いるために馴らし、仕込み、使う大変さ、そして、そもそも鷹匠とはどんなものなのか、仕事の内容とあり方を知ることができます。
-
鷹を操り猟をする伝統狩猟の巧みの自叙伝。自叙伝というよりは伝統を後世に伝えるべく鷹狩りを伝えています。
鷹をてなづける方法が述べられていておもしろいです。人鷹一体のコンビネーションに驚嘆します。そんなこと出きるんだなぁ、凄いです。
鳥をちょっと飼ってみたくなりました。 -
天皇家に仕えた最後の鷹匠の花見薫氏の伝聞。
鷹の技術と当時の文化と風俗、淡々と語る中から鷹との信頼関係や親愛も受け取れる。
鷹を飼いたくなる本。
全4件中 1 - 4件を表示