タイムマシンをつくろう!

  • 草思社
3.32
  • (5)
  • (22)
  • (57)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 213
レビュー : 30
  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794212238

作品紹介・あらすじ

アインシュタインからホーキングまでの現代物理学理論を駆使、もっとも現実的なタイムマシンのつくり方を考える。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 高校生の頃に読み、図書館でまた見つけ懐かしくなり再読。昔よりも理解できた気がする。
    物理学の観点からタイムマシンの作り方を真面目に考察している一冊。難しい理論を分かりやすく解説してあるが、それでも頭がこんがらがってしまうところがしばしばある。難しいけれど読んでいて楽しいし、夢があってとてもいい。

  • タイムマシンをつくろうと思ったら、やることはたったの4つ。
    1.10兆度の超高温状態をつくる
    2.超高温の塊を圧縮、さらに過熱する
      すると小さなワームホールができる
    3.できた極小ワームホールを拡大する
    4.ワームホールの出口と入口の間に時間差をつくる
    これでタイムマシンが完成!

    ね?簡単でしょ?
    あとは問題点をひとつひとつ検証しながら、矛盾をつぶし、論理を整理していけばいいだけ。
    論理さえしっかりしていれば、今ない技術は今後に期待すればいいのだから。

    これはきわめて真面目な理論物理学の本なのである。
    相対性理論も、シュヴァルツシルトの解も、宇宙斥力も、量子力学も、時間順序保護仮説も出てくるけれど、ちょっとしか難しくなくて、大変面白い。

    “思考実験をおこなう目的は、理論のあらゆる論理的欠陥や矛盾を洗いだすことにある。(中略)だが、ほんとうに重要なのは、今や工学における進歩によって、多数の思考実験が実際の実験として行われるようになったことだろう。”

    いつかきっとタイムマシンも。

  •  新しい職場の図書館で初めて借りた本。4万冊もの蔵書があるそうなので、楽しくてうれしくて仕方がない。窓口の方も親切だし。
     さて。
     相対性理論とかひも理論とかを説明する本であることは確か。「タイムマシンを作ることはできるのか」という命題に沿って、前半では、いくつもの理論がわかりやすく説明される。
     圧巻は後半で、実にさっぱりとタイムマシンを作ってみせる。日曜大工のマニュアルかクックドゥのレシピのようである。サラッと読むと、明日にでもタイムマシンが完成しそうなのだが。
     わかりやすい説明と、独特の語り口が楽しい本である。

  • 図書館福袋一冊目♪幼い頃から物語や映画やアニメで身近な存在だったタイムトラベル(*^^*)中高生の頃に興味を持って物理学の本を読みあさっていたのを思い出して懐かしかった(*´-`)夢のある学者さんがいる限り、これからもタイムマシーンが実現する事を信じつつ、物語で時間旅行を楽しみます(^o^)v

  • エキゾチックな物質が早く見つかればいいのに。。。

  • 敷居が低そうだったが、
    予想以上に、学問的。

    一度ではなかなか理解できなかったので、
    また読まなければ。

  • (130922)
    ワームホールによるタイムマシンの説明。
    わりと難しい事が書かれている。

  •  タイムマシンは夢物語ではなく、物理的に作ることが可能であるという結論のようだ。しかしながら、現在の技術では不可能であるらしい。当然なのである、タイムマシンで過去を変えてしまい現在が大きく変貌を遂げるようなことがあってはならないのである。この矛盾を解決する答えが平行宇宙の存在なのだとか、タイムマシンが遠くに感じる結論であった。

  • あの時、ああしていれば・・・と思った事がない人はいないだろう。
    少しだけ時間を戻したいと思う事はたびたび。
    タイムマシンさえあれば、そんな悩みも解決なのだが、あいにく、そんな便利な機械はない。

    だが、タイムマシンはSFの中だけの話ではない。

    理論の上では時間旅行は否定されていない。
    が、「否定されていない」のであって、「肯定されている」わけではない、というのがミソ。
    しかも、あくまで「理論の上」

    本書で提唱されている方法は、たった4つのステップからなる。

    ただし、第1ステップからして「10兆度の高温状態を作る」というハードルの高さ。

    太陽の表面が6000度
    太陽を取り囲むコロナが200万度
    ウルトラマンを倒した怪獣ゼットンが吐く火の玉は1兆度
    ちなみに1兆度は、ビッグバンから0.00001秒後の宇宙の温度に等しい。

    当然の事ながら、本書で提唱されているタイムマシンの作り方は現実的なものではない。
    ただ、興味がかきたてられるのは事実。
    普通に宇宙論を解説するのも面白いのだが、それとは違う面白さがある。

    また、著者によると
    「極端な状況に既存の理論を適用して、その欠陥や矛盾点を洗い出す」
    という事にも役立つそうだ。

    ところで、本書で紹介されたタイムマシンの作り方は、どこかで聞いた事があると思ったが、スティーヴン・バクスターの「時間的無限大」で同じ方法が使われていたのを思い出した。
    おそらく、これ以外でも時間旅行が絡むSFで使われていることだろう。

    さて、タイムマシンが実際に完成したとしたら?
    過去に戻って、自分のしでかした失敗を防ぎたい、と思うが、よく考えてみると、その後の「良い事」までもなくなってしまうかもしれない。
    やはり、過去は変えられない方がいいと思う。

  • 第2章の過去への行き方が良くわからなかったけれど、あとはなかなか面白かった。でも過去や未来を変えようとしても結局、人間なんて習慣で生きているわけだし、いずれまたいつもどおりの生活パターンをして、結果は似たり寄ったりになるような気がします。とはいえこれ自体はなかなか楽しい本でした。

全30件中 1 - 10件を表示

P.C.W.デイヴィスの作品

タイムマシンをつくろう!を本棚に登録しているひと

ツイートする