巨大化するアメリカの地下経済

  • 草思社
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  • Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794212771

感想・レビュー・書評

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  • 2004年刊行。そもそもアンダーグラウンド経済は、正確に計測し得ないものの、実体経済のかなりの割合を占めるに至っている。それは例えば違法薬物、性風俗、課税されない事業等がそれに相当する。本書は、アメリカのアンダーグラウンド経済のうち、マリファナ、不法入国者が就く農業労働者、ポルノに関する実情を解読。この中で、ポルノ王と国税・司法当局との対決がまるで映画のようにスリリング。一方、米国の不法入国者就労と搾取の問題は、安価な農産物の輸入という恩恵を被っている日本においては、無関心というわけにはいかないはず。

  • マリファナが殺人より毛嫌いされていて、禁酒法のように裏社会を潤している。
    依存性も低く、西洋では解禁して利用者が減っている。
    犯罪者収容の為に巨額の税金も要している。
    そもそも富裕層が娯楽として飽きたから取り締まり始めた?

    外国の安い労働力を違法に使用する事で成長する世界。
    貧富の差を助長して、いつか来る崩壊を進めている。
    見当違いの規制はアダム・スミスの負の遺産?

    ポルノ規制もまた違法な資金を生み出しており、自由化する事で縮小するかも。

    倫理的な側面は規制を解除すると一般的になって魅力を失う。
    経済的な面は規制を解除すると無秩序になってしまう。
    そんな感じか。

  • 分類=地下経済。04年1月。ファストフードの次は地下経済。

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著者プロフィール

アメリカのジャーナリスト。既刊にベストセラーとなった『ファストフードが世界を食いつくす』『ファストフードと狂牛病』『おいしいハンバーガーのこわい話』『巨大化するアメリカの地下経済』。

「2018年 『核は暴走する 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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