人の心を動かす文章術

著者 :
  • 草思社
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本棚登録 : 355
レビュー : 39
  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794212955

感想・レビュー・書評

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  • 樋口先生、大好きです! 一生、ついていきます!!!

    文章はコツさえつかめば誰でも上手く書ける!をモットーに、予備校で小論文を教えている樋口先生。本書では、彼が大量に下手な文章の添削指導をする中で発見した再現性のある文章上達のテクニックの数々が、練習問題とともに紹介されています。そして本書は「本棚に残る究極の10冊」として神田昌典氏にも紹介されていました。日々のブログやメール、広告やセールストークにも使えるコツが満載ですので、小論文なんてもう必要なし、などとおっしゃらずに、是非ご一読下さい。

    先生の本を読むたびに、尊敬と羨望の気持ちがあふれて、いてもたってもいられなくなります。恋のようでもあり、少年ジャンプの主人公のように、まっすぐな気持ちで、この偉大な相手に一歩でも近づきたいと思う畏怖の気持ちのようでもあります。それなのになぜか、同じように本を愛し、文章を書くことを楽しむ人間として、先生に共感することを許されているような誇りかな気持ちにもなります。

    かく言う私も学生の頃、他の留学生たちの英文エッセイを添削していたことがあります。文法や構成を整えるのは簡単な作業なのですが、深刻だったのは、相談に来てくれた留学生の皆さん、私が文章の端々におもしろいなと思うことをみつけて、話をふくらませてあげないと、なかなか課題の長さの文章が紡げないのです。普段本を読まない人には、自分で文章を書くのは難しいことなんだなとそのとき痛感しました。

    「すべての道がローマに通じるなら、ドン・キホーテよデタラメに行け!」

    大学の教室に落書きされていたというこの言葉に惹かれる感性、表現に五割増しの大げさを推奨する遊びごころ、文章を書くのに才能はいらないと言い切る自信。本書の添削実例集では、そんな先生に指導を受けた「素人の素人による下手くそな文章」が見違えるほど生き生きと改善されていました。先生の著書を読むといつも、私もやってみたい!試してみたい!とうずうずします。こうして書評を綴りながら、何度でも本書を読み返し、先生の技術をひとつずつ取り入れていきたいと思います。

  • 文章の書き方に関しては、今までは自由に物事を書いていた。 読み手ののことも考えず、ただ、思いつきで書いていた。 文章がダラダラと長くなってもお構いなし。 句読点の位置もあまり気にせず、続けていた。 この本を読むまでは! この本を読んで意識するようになった。 改めて見ようと思った。 テクニックも身に付けたくなった。

  • ・誰でも使える書き出しのパターン
    ・「です、ます」と「だ、である」の使い分け方
    ・リズムをよくするテクニック

    このいかにも目にとまりそうな文句は本書の目次から抜き出したものだ。
    これらの目次やタイトルからもわかるように、本書は面白い文章を書くためのいわゆる「小手先のテクニック」本だ。

    私たち、少なくとも自分自身が受けてきた作文教育というのは「ありのままを書け」とか観念的な「精神論」を展開するだけのものであり、文章を書く技術というのは教わってこなかった。

    本書では小論文指導を生業としている著者が実際の添削実例文を例にして、とても具体的に「作文の楽しさ」を教えてくれる。

    たとえば数学は、そこに至るまでの複雑な経緯はとりあえず置いといてまず「公式」を暗記する。
    そしてその公式を使って問題を解いていくことで、数学の楽しさがわかってくる。

    作文もそうであっていい。そうであるべきだと思う。
    この本を読んで「公式」を知る。
    面白い文章を書くためには、まずはそこから始めるべきだろう。

  • 【ココメモポイント】
    ・読み手に何らかのかたちでサービスをするのが文章を書く人の義務
     P.34
     
    ・文章を書くということは、事実をありのままに書くのではなく、すでに起こっていながら、
     まだ事実として定着していないことを定着させる作業
     P.37
     
    ・面白い文章の条件
     1.読み手とは異なる意見や根拠がある
     2.読み手の気づかないところに人生を読む
     3.読み手が気づいていない指摘、疑問がある
     4.特異な雰囲気がある
     P.39
     
    ・自分らしい文章を書くためには
     1.道徳的にはしない
     2.一般的な考えを盲信しない
     3.全員に同意されることをめざされない
     4.全部を書かずに、1つに絞って書く
     P.43
     
    ・誰でも使える書き出しのパターン
     パターン1 動きのある文で読み手の興味を引く
     ・擬音ではじめる
     ・会話ではじめる
     ・動きのある行為からはじめる
     パターン2 読み手の意表をつく
     ・アブノーマルな状況からはじめる
     ・ほのめかす
     ・逆説ではじめる
     パターン3 正攻法書き始める
     ・気のきいた格言や人生訓ではじめる
     ・もっとも正統的な書き出し
     P.71
     
    ・「懐かしかった」「楽しかった」と抽象的にまとめるのではなく、どのように懐かしさを感じたか、どのように楽しかったかを具体的に説明する必要がある
     P.117
     
    ・普段から和語にアンテナを張って使える言葉を集めておき、文章を書くときにうまく使う
     P.140
     
    ・主題には普遍性をもたせる
     P.195
     
    ・最後にもう一度チェックする
     1.主題ははっきりしているか
     2.欲張っていくつものことを書いていないか
     3.構成(型)が的確にできているか
     4.具体性があるかAC
     5.書き出しにインパクトがあるか
     6.リアリティはあるか
     7.表現はうまくいっているか
     8.ワンパターンになっていないか
     9.さまざまな人が読んでも説得力があるか
     P.224

  • ドシン。何かが落ちる音がした。


    例えば、こんな風に擬音から文章を始めるのも、人を惹きつける文章を書くには、有効なテクニックらしいです。

    文章は大きく分けて、
    ①事実や意見を簡潔に効率よく伝えるためのもの、
    ②人を楽しませるためのもの、
    この2つに分類できますが、本書は後者を書く際に心がけるべき事を扱った本です。

    日本語の文章を書く際に基本となる「起承転結」の説明から、上記に挙げたような細かいテクニックまで、非常に幅広く著者の文章に関するノウハウが紹介されており。とても勉強になりました。

    Blogを書いてる人なんかには、特におすすめです。
    全てのレビューを見る(56)

  • 文章によって自己表現できるようになりたい!と強く思った。

  • 心に残る文章を書く為の「テクニック」を教えてくれる本です。

    面白い文章を書く為のコツは「書き始めにインパクトを持たせる」とか「主題を1つに絞る」、「比喩等の表現を用いる」等こういったテクニックを正しく使えば誰でも面白い文章が書けるのだと筆者は説きます。
    書く時に気をつけた方が良いこととして「型を使う」とか「ワンパターンにならない」、「具体的な説明をする」と言ったことを挙げています。

    文章を書くことを生業としたいと思っている方にはお薦め、私はこの書、プチバイブルにしたいと思います。

  • 文章メソッドの基礎が分かり易く解説されていて良い。

  •  小論文で高得点をとるために、知っておくべき形式が網羅されている。他人の書く文章を読むという作業は案外しんどいものがある。読むに耐えない文章を書く人間は思いの外多いが、本書の原則に忠実に書けば、最低限読める文章が書けるようになるはずである。

  • 「面白い文章を書く」そのためのノウハウが様々書かれています。僕も昔からブログを書いていますが、面白い文章を書くのは難しいです。本の中で紹介されている「型」を利用出来れば、ちょっとずつウマい文章を書けそうなイメージ。添削例があるのも◎。早速ブログを書く際に、参考にしてみました。

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