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- Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
- / ISBN・EAN: 9784794213419
作品紹介・あらすじ
現存する最古の絵巻、国宝・源氏物語絵巻。その絵も書も繊細で美しいが、じつに不可思議な点がある。きわめて高度な技法に混じって、子どもが描いたかのような描写も見られるのだ。当時、これほど贅をつくした絵巻をつくるのならば、専門絵師の集団もいたはず。では、一体なぜこんなことになったのか。源氏絵巻をつくった集団とは、どんな人々だったのか。画期的なアプローチから、通説をくつがえす制作者像が浮かび上がる-。源氏絵巻のあらたな魅力に光をあて、日本美術史上の大いなる謎に迫る衝撃の書。
感想・レビュー・書評
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源氏物語と挿絵はセットで、世に出回っていたものと思っていました…。んなわけないと思い知った次第です。国宝・源氏物語絵巻がいつ誰によって、どのように作られたかを、絵で男女の性差を研究してきた著者様により推定していく一冊。男はこう、女はこうという決めつけに関し、現代のサブカルに慣れた身としてはどうかな?と思うところもありましたが、へぇと思うところも。この本が発行されたのは2004年。でも最近になって「柏木(三)」の描き直し跡の新聞記事を見ました。解釈はまるで異なってましたが。その辺りはどうなんだろう。
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現存最古の絵巻、国宝・源氏物語絵巻。絵も書もじつに繊細で美しいが、その一方、なんとも不可思議な点がある。きわめて高度な技法に混じって、子供が描いたような表現が見られるのだ。絵巻が制作された平安後期には、高い技量をそなえた専門絵師の集団もいたはずなのに、なぜ?...
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