図書館の興亡―古代アレクサンドリアから現代まで

制作 : Matthew Battles  白須 英子 
  • 草思社
3.24
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本棚登録 : 73
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794213532

作品紹介・あらすじ

中世大学図書館や王室文庫、イスラーム世界の「知恵の館」やユダヤ人の書物の墓場「ゲニーザ」など、多彩な図書館を紹介しながら波瀾の歴史を辿る。

感想・レビュー・書評

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  • 読みものとしてこなれており、訳も安定。一気に読ませる好著。巻末の文献案内も親切で好感。ただ、資料が英文のみなのが残念。たとえばシナの焚書坑儒について、さして理解しているようには思えず。司書の世界に通暁しているはずのマシュー、外国語を学ぶ意欲はないのか…。日本への言及はなし。外国語の一つや二つは…。ドイツの蛮行を強調するのであれば、米国がやった日本への文化破壊(焚書坑儒)についても調査してほしかった。画竜点睛の感、否めず。

  • 司書課程の図書館史の勉強のために読んだ本。

    どんなテーマの歴史でも、ちゃんと西洋史とか日本史は把握しておいた方がいいなと痛感しました……。

    戦争や迫害、人種差別といった大きな問題に、すごく図書館は関わっている。
    全ての人のための図書館、誰をも受け入れる図書館が必要なのだと思う。

  • 読み応えあり。焚書の歴史等知りたい人にもいいかも。

  • ワイドナー図書館で司書をしていた著者による、図書館の過去〜未来の記述。
    アレキサンドリア図書館やバチカン図書館なんかの話は、まさにファンタジーで好きなんだけど、
    現代史のナチによる図書館破壊、焚書は読んでて非常にしんどい。
    20世紀はこれと文革くらいかと思ってたら、
    中国によるチベット侵攻、セルビアでも行われていて、何万もの稀覯本が灰燼に帰した。
    なんと悲惨なこと。
    また、現代の電子化も、本の破壊という点では同じ様なもの。
    ネットとかでマンガの画像を大量に集める輩は、本が好きなわけじゃないんだろうなぁ。

    その一方で、未来を起点に考えると、現在の電子BOOKやCD化は、いわば揺籃本であり、
    未来の司書は決して無味乾燥ではなく、楽しく電子BOOKの目録化をするはずだ、
    と言うのが、なるほどと頷いてしまった。

    この手の本には必ず『バベルの図書館』が出てくんだけど、読んでないんだよなぁ。

  • 大学新入生に薦める101冊の本 新版 (岩波書店/2009) で気になった本。

  • 「図書館」の歴史が躍動的に記述されている好著。西洋世界が中心だが、書物を通してヨーロッパとイスラームが学問上つながっていた記述はもちろん、興味深いエピソードが多くあってじつにおもしろい。太古から、知識を編むドラマは連綿繰り返されてきたんだな…と静かな感動をおぼえた。

  • うーん。これは面白い。アレクサンドリアからボスニアの図書館破壊まで図書館をめぐる人間の歴史といとなみ。著者はワイドナー図書館等で長らく司書をつとめた方らしい。まあ、この著者紹介が『いったい何のことやら…』という方にはつまらない本かもしれません。【2005.11.5】

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