- Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
- / ISBN・EAN: 9784794214041
作品紹介・あらすじ
中国では4400万人の女性が行方不明。世界の死刑執行の81%はわずか3カ国に集中している。中国、イラン、米国である。ロシアで家庭内暴力で殺される女性は年間1万2000人を超える。世界にはいまも2700万人の奴隷がいる。米国は国連に対し、10億ドル以上の未払い金がある-具体的な数字から立ち現れる驚くべき事実の数数。その背景には、実に意外な物語がある。身近な話題から遠い国の事情まで、50の事実を読み終える頃には、きっと少し、あなたの世界の見方は変わっているはず。新聞やテレビだけではわからない、世界の真の姿が見えてくる書。
感想・レビュー・書評
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この本、表紙が可愛い。人物のイラストはこどもが描いたのだろうか。内容はというと真実のグロさに胸が詰まるおもいがする。夢ものがたりは小説だけでよい。国の政治家が理想を失うことでどれだけの人々が苦しむのか。想像をはるかに超える現実がここにはある。真実とは、へたなホラー小説よりも数倍も怖い。
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・ボツワナの人の平均寿命は34歳
・肥満の三人に一人は発展途上国に住んでいる
・アフリカのHIV患者は約2500万人
などなど、50の切り口から世界について
統計を元に語っている子供向けの本です。
読んでいて、何度も泣きたくなりました。
自分がいつも考えてることは、なんて平和なんだろうって。
(世界の色々な事実を無視してるというか。。)
そして、「この地域ではこれが必要、
それにはこんなビジネス(社会人として)の関わり方がある」
と考えていると、やるべきことがたくさんあって、
でも私一人が全部をできるわけじゃなくて…。
今は無力で、私がこれから社会に出てやろうとしてることは
ここに書かれてる人みんなを救えることじゃないけど、
この事実を知ってるか知らないかでは全然違うし、
少しでも改善できる事実もあったから、
今日読んだことを忘れないように
していきたいなぁって思ったよ。
自分が経験してきた気づいた「感化」や「つながり」を
大切にしながら、少しでも平和に近づけていきたいなぁ。
3つ目のエイズの話に書かれていたこと。
「エイズの予防や対策にはたくさんのお金がかかる。
発展途上国のエイズ対策には年間100億ドルが必要だ。
世界の軍事費は1日当たり30億ドル。
たった5日分あれば充分にエイズに立ち向かえるのに」
軍事や話し合いや政治だけに頼らない
和平を叶えられる方法をこれからたくさん見つけていきたい。 -
少し古い本なので今と少し世界の動きも変わっているけれど気になっていたので読了。
50の事実を分けてわかりやすく説明してくれていた。しかし内容によっては興味深いものとそうでないものがあるので私自身の関心度の差をいい意味で知ることができた。 -
恐喝や奴隷など、世界の現実にかなりショック。
自分の力のなさを痛感するが、結構、げんなりする。。。
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「世界の本当の姿をデータで見つめる」
所蔵情報
https://keiai-media.opac.jp/opac/Holding_list/search?rgtn=K25682 -
世界の死刑執行の80%以上はわずか中国、イラン、米国で行われている。ロシアのドメスティック・バイオレンスは凄まじく、年間1万2000人を超える女性が殺される。現在、世界に2700万人の奴隷がいる。米国は国連に対し、10億ドル以上の未払い金がある。ブラジルの女性セールスマンは、ブラジル軍よりも人数が多い。などなど。考えなしで適当に読む分にはそんなに悪くない気がするが、この統計の母数や、元になった資料などを気にしだすと、この本の数字の怪しさが気になりだす。信じずに読むこと。
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"驚くべき事実が紹介されている。著者は読者が気づき、何かしらの行動を起こすことを期待している。さて、自分は何ができるだろうか?
私なりにテーマ別に整理してみた。
1.健康
平均寿命 ボツワナ39歳
英国 15歳の半数がドラッグを経験
肥満 3人に一人は発展途上国の人
2.戦争
地雷 一人/一時間死傷している
世界で3人に一人は戦時下
3.格差
世界の五人に一人は1$/1日で暮らしている
世界の七人に一人は日々飢えている
世界人口の70%は電話を使ったことがない
今も世界に2700万人の奴隷がいる
4.各国事情
ブラジル 軍人より化粧品セールスの方が多い
英国 スーパーマーケットは政府より多くの個人情報を持っている
米国 銃で退学週平均88人
5.社会問題
喫煙者82%は途上国
などなど、50の事実が載っている。" -
いまいち
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平成27年では既に古い情報であった。目次のみで十分と思われた。
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国際問題に耳を傾けようともしない人は多いが、知らないことはそれだけで罪なのだなと思った。
「誰もが自由にならないかぎり、誰も自由ではない」という表現が印象的だった。