なぜ福知山線脱線事故は起こったのか

著者 :
  • 草思社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794214287

感想・レビュー・書評

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  • 噂話て書かれている箇所は余分。本の信憑性を落としてしまっている。

  • 技術的な試験結果の有無は専門家ではないのでわからない。
    マスメディアが、原因と指摘するのは、直接的な原因であって、本当に改善すべき真因でない事項が素人目にも多いことは推測できる。
    それでは何が真因の可能性があるかを辿るために、本書で提起していることを、調査して結果を報告するのが専門家の仕事だろう。

    報道された3つの間違いを指摘している。
      過密運転。(ちょう(のぎへん)密運転との違いがよくわかりませんでした。)
      半径300mのカーブ(300mでよい理由が分かりませんでした。)
      回復運転(回復運転の必要性は分かりますが、よい方向になる根拠がわかりませんでした。)

    原因として,ボルスタレス台車。連結器が弱かった。S形地上子だけの閉塞期間に速照地上子を置いていないことなどを例示しています。

    ATSの安全機能、価格や設置の方針のように、いまだに広く分かりやすい情報提供がない。なぜATSは高価なのか、安全にするにはどうしたらいいか。
    ボルスタレス台車については、技術的記述が少なく、わかりませんでした。

    事故調査報告書と、JRの対応情報公開を期待する。

    裁判で、技術情報、機材の価格情報の開示を求めるとよいかもしれない。
    貴重な情報満載だが、参考文献の記載がないため、鉄道の専門外の人間が安全についての再発防止に生かすのには情報の確認がしにくいのが辛いかもしれない。

  • 4794214286  203p 2005・8・10 1刷

  • 冷蔵庫自自信の一冊

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著者プロフィール

川島 令三(かわしま・りょうぞう)
1950年、兵庫県生まれ。芦屋高校鉄道研究会、東海大学鉄道研究会を経て「鉄道ピクトリアル」編集部に勤務。現在、鉄道アナリスト。小社から1986年に刊行された最初の著書『東京圏通勤電車事情大研究』は通勤電車の問題に初めて本格的に取り組んだ試みとして大きな反響を呼んだ。著者の提起した案ですでに実現されているものがいくつもある。著書は上記のほかに『全国鉄道事情大研究』(シリーズ全30巻)、『関西圏通勤電車徹底批評(上下)』『なぜ福知山線脱線事故は起こったのか』『東京圏通勤電車 どの路線が速くて便利か』『鉄道事情トピックス』『最新 東京圏通勤電車事情大研究』『関西圏鉄道事情大研究(将来篇、ライバル鉄道篇)』『首都圏鉄道事情大研究(将来篇、ライバル鉄道篇、観光篇)』『最新 新幹線事情大研究』(いずれも草思社)、『全線・全駅・全配線』(シリーズ全52巻)、『日本vs.ヨーロッパ「新幹線」戦争』『鉄道配線大研究』『全国通勤電車大解剖』(いずれも講談社)、『全国未成線徹底検証(国鉄編、私鉄編)』『全国鉄道なるほど雑学』(いずれも天夢人)など多数。

「2022年 『名古屋圏鉄道事情大研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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