- Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
- / ISBN・EAN: 9784794214416
作品紹介・あらすじ
その言葉は90年代の初め、宮崎勤を説明するためにメディアに華々しく登場した。そして麻原彰晃、酒鬼薔薇聖斗、宅間守と、了解不能の事件が起きるたびに多様な文脈で使用されてきた。反社会性人格障害、自己愛性人格障害、妄想性人格障害…。だがこんなラベルが貼られて片づけられても、事件そのものの異形は依然として立ち尽くしたままだ。「人格障害」という言葉に人は何を背負わせたがっているのか。人間理解への手がかりか、封印し排除するための装置か。社会や時代のひずみを映し出す陰画のようなこの言葉の使用をめぐる、異色のノンフィクション作品。
感想・レビュー・書評
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人格障害について、決して専門家ではないノンフィクション
ライターの書いた本ということで、また違う視点からこの
問題を捕らえることが出来るかと思って借りたのだが、実は
著者自身がその人格障害という問題と他人ではなく、読んで
いる途中から段々と吐露のような文章になっていき、よく
わからないまま読み終わってしまった。が、実はこの「よく
わからない」というのがこの問題の本当のところなのかも
しれないとは思っていたりする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
専門家による人格障害についての本ではない。「人格障害」という言葉について興味がある方は是非。著者は結構親しみやすい文章を書くライターです。
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060601購入
積読中
愛する大泉光成氏を新宿紀伊国屋で発見した。ああナミダ。早く読みたい〜 -
「人格障害」という言葉を掘り下げて書かれた作品