文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (上)

  • 草思社
3.92
  • (107)
  • (102)
  • (112)
  • (7)
  • (2)
本棚登録 : 1133
レビュー : 84
  • Amazon.co.jp ・本 (440ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794214645

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 銃・病原菌・鉄が文明の発展に主眼を置いたの対し、本著は崩壊に焦点をあてている。前回よりも提言がしっかり書かれており、多くの社会を比較して考察した知見が活かされている。一番印象的だったのはハイチとドミニカの事例。同じ島に属す国として、環境要因だけでなくそこで営まれた社会活動の違いが二つの国の命運を分けた。独裁政権は一見悪のように感じられるが、有能な指導者であればそれは必要悪であるという点が新鮮な考え方であった。これかからの世の中を考えていくうえでどのうように崩壊から免れることができるか、筆者は意外と楽観的な考察をしていたが、アメリカの目指す自由を広めていくことは崩壊の道へ突き進んでいる気がしてならない。(2006/3/17読了)

  • 祇園精舎の鐘の声、盛者必衰の理を表す。驕れる者は久しからず、現代社会もまた人間の力を過信してるのではなかろうか。この本には過去に隆盛を極めつつも崩壊して行った文明を考察している。現在も謎に包まれる巨石文明を築き上げながらも忽然と姿を消した中米のマヤやイースター島。そのほかグリーンランド入植地など多様な文明崩壊の実例からそこに共通するパターンを導き出している。つまり文明発展における環境負荷が崩壊の原因であることを論じている。著者は生理学者であるが博識であり、なかなか分かりやすく論じられている。環境負荷についても自然・社会など多角的に検討されているので歴史や環境問題に興味のある人に非常にお勧めです。ただ欠点を言えば、上下巻になるほど長いということですかね。

  • 崩壊の要因
    ?環境被害?気候変動?近隣の敵対集団?友好的な取引相手?環境問題への社会の対応

  • 過去を見よ 現代を知れ 未来を見つめよ

  • 前作「銃・病原菌・鉄」に続く人類の歴史もの。今回はどのように文明が誕生し崩壊するのかが書かれている・・・という。

全84件中 71 - 80件を表示

著者プロフィール

カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)地理学教授
1937年ボストン生まれ。ハーバード大学で生物学、ケンブリッジ大学で生理学を修めるが、やがてその研究領域は進化生物学、鳥類学、人類生態学へと発展していく。カリフォルニア大学ロサンゼルス校医学部生理学教授を経て、同校地理学教授。アメリカ科学アカデミー、アメリカ芸術科学アカデミー、アメリカ哲学協会会員。アメリカ国家科学賞、タイラー賞、コスモス賞、ピュリツァー賞、マッカーサー・フェロー、ブループラネット賞など受賞多数。

「2019年 『危機と人類(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ジャレド・ダイアモンドの作品

ツイートする