一生懸命って素敵なこと

著者 :
  • 草思社
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本棚登録 : 200
感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794214706

作品紹介・あらすじ

クルマのトップセールスマンからカリスマ女性経営者へ。今、ダイエー再生に挑戦する著者の私の生き方、私の仕事術。

感想・レビュー・書評

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  • 内容について全く情報を持たないまま読み始めたら、車のセールスマンからダイエーの社長に抜擢された林文子氏の本だった。
    営業、マネージメント、経営等ビジネスパーソンとして知りたいことが沢山詰まっているけど、その根底に流れているのは人との真摯なつながり方の大切さかと思いました。
    女性だけではなく、全ての人にお勧めしたい本。
    自分自身でもまた間をおいて再読したいです。

  • 2017/9/8
    借りた後に気がついた。
    読んだことがある、と…
    徹底した現場主義。
    顧客志向。拍手。

  • とにかくこの著者は人が好きで、天性の人たらしではないかと思った。本当に人が好きでないと、形だけ真似をしてもこの著者のようにうまくいかないのではないかとい気がする。
    ただ考え方はできるだけで近づけていこうと思った。
    トップ営業と、下手な営業の違いは、
    下手→一人のお客様に向かうとその方ばかり攻めている。
    トップ→同時進行でいろいろなお客様にアプローチしていく。

  • 全体的に、平易で読みやすかった。
    総じて感じたのは、人と人との出会い、つながりを大切に、するというのこと。
    車の販売では、相手との相性に関わらずその相手に、興味をもつ、好意を示す。上司、部下には自分から心を開いていく。この姿勢の大切さを語っていた。

  • 一生懸命の目の前のことを明るくポジティブにやり進めていくと、道が開ける!林さん、すごいなー!女性が会社に勤め続けるのが難しいなか、ずっと色んな会社で働き続けてる!

  • 現・横浜市長の林文子さんがダイエー会長時代に発行された一冊。徹底した現場主義と紆余曲折があったからこそできるマネジメントスタイル。真似ができる部分とそうでないところもありつつ、トップが汗を流す姿勢を見せるっていうのは、特に立て直しを期待されている場合にはすごい重要なんでしょう。自分自身は自動車に興味ないし売りたいとも買いたいとも思わないけどこういうスタイルで売れていた時代があったということを知れるし、部下とのコミュニケーション手法という点で、筆者が意図している通り女性向けには良い本だと思う。

  • 伝説のセールスウーマンとしての仕事のやり方はとても参考になった。おもてなしの心というのは何も営業だけが必要なマインドではなく、社会人として必要なスキルだと思った。とても読みやすい本でした。

  • 車の営業マンからダイエーのCEO、そして行政の世界へと活躍の舞台を広げた女性の半生記です。

    私は、女性が組織のトップに立つには男性に負けない「厳しさ」が必要なのではないかというイメージがありました。しかし、作者はどんな立場に立ってもいたってしなやか。部下や社員が幸せに働けるようにお膳立てし、お客様の満足につなげていました。優しいお母さんといった雰囲気を常に持ち続けているように感じました。

    もちろん他にもたくさんたくさん優れた点があって活躍の場を広げているのでしょうが、
    「優しいままえらくなった」という点に、働くいち女性としての処世術を学んだ気がしました。

  • この人の部下になりたい(*^_^*)
    天才的な思いやりとかあったかさとか、あぁこの人ステキなんだろなってすごい思った。

  • 林文子さんは、素直にカッコいい!と思える女性。以前読んだ名言集で感銘を受け、ずっと彼女の本を読みたいと思っていた。彼女は現横浜市長であり、その前はダイエーの会長でもあった。その経歴は稀。高校卒業後、東レ、松下電器等で事務の仕事を点々とする。しかし、幼い頃から好奇心旺盛で働くことが根っから好きな彼女は、男性のサポート的な仕事しかさせてもらえないことにもやもやし、車のセールスの世界へ飛び込む。
    もともと車が大好きだったらしい。で、ホンダの販売店で働き始める。そこから彼女のトップセールスへの道がスタートするわけだが、とにかく彼女はやる気が並大抵のものではない。

    一日100軒を目標にして飛び込み営業をして、売れなくても、持ち前の明るさですぐに沢山の主婦たちと仲良くなり、気がついたら家の雑用をやるようになる。そこがまずすごい。そして、「友人にクルマを買いたいって言う人がいるの。是非あなたを紹介したくて」という風に、次々と契約が決まっていくのだ。
    一台目、クルマが売れたときの感動は今でも忘れられないと言う。
    わかる。私も大学時代、バイトとは言え、家庭教師のセールスをしていたときがあった。テレアポだったけど。でも初めてアポが取れたときは今でも忘れられない。「これ、いけるかも」と思うとドキドキが止まらなかった。

    そして、彼女の創意工夫は止まらない。ショールームでのお客様との接し方、更にショールームでの音楽イベントやパーティなども企画したりと、斬新なアイデアを次々と飛ばしていく。

    やがてBMW、フォルクスワーゲン等の外資系の企業に転職。そしてセールスを始め、支店長、ついにはBMWでは社長として経営に携わることになる。
    と、つらつら書いているが、彼女の発想と行動力がもたらした数々の奇跡を羅列していくとあまりにも長くなるので、省略します。

    そもそも、林さんに興味を持ったのは、「トップセールス」という以前やっていたドラマが好きで見ていたのだが、つい最近、そのモデルが林さんだった、という事実を知ったからだ。「トップセールス」の主人公の女性は、仕事を思いっきり楽しんでいた。そのドラマを見て、仕事をすることによって得る達成感って、ハンパなく気持ち良いんだろうなーって思った。

    林さんはとっても人が好きで、ポジティブだけど、押しつけがましいわけではない。それが伝わる。そして人の動かし方が上手い。部下を誉めて促すところなんかとても上手い。学ぶことが多い。

    そしてダイエーの会長になったとき、売るモノがクルマから、日用品となったわけだけど、全く抵抗は無かったという。むしろ、新しい分野での仕事にワクワクしている。

    自分も、営業ではないけど、「モノを売る」仕事に少なからず関わっている。林さんと比べると、興味の偏りはモノスゴいし、人見知りもするけど、自分のアイデアで人を喜ばせるのが好きなとこは同じ。
    感動するような仕事、これからも沢山したいと思える本です。

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著者プロフィール

横浜市長

「2013年 『しなやかな仕事術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

林文子の作品

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