いきなり上手くなる!プロのデジカメ写真術

著者 : 齋藤清貴

• 草思社 (2006年5月1日発売)

感想・レビュー・書評

[nationalandnboyさんの感想 · 2011年11月25日]

意識しなければ、ただの通行人あるいは群衆として終わってしまう人々が、
実はそれぞれに独自の顔かたち、服装をしている。
世界中に同じ人は一人もいない。
その人をよく観察し、その人のいい部分を引き出して撮るように意識を傾ける。

逆に目的意識を抜きに、街で見かけた面白い風景、人物、オブジェを気持ちの赴くままに撮る。

上から見るだけでなく、下からも横からも見てみたり。
光線が変わるまでじっと待ったり。
近づいてみたり遠ざかってみたり。
自分の好きなように撮ることを心底楽しむ。

そんな風にして撮った写真は、すぐにパソコンの画面で確認。
撮っては見る、撮っては見るを日々繰り返し、そこには自分の目を通して、感じたままの被写体があった。

世界中に一人として同じカメラマンはいない。
あなたはあなたでいいのです。


数年前の本ですが、技術論よりも齋藤さんの体験談に心を打たれました。

[free-manさんの感想 · 2010年5月12日]

技術書ではなくアドバイスの本です。読みやすくわかり易い、そして心に響く言葉の数々。掲載されている写真も素敵です。