リクガメの憂鬱―博物学者と暮らしたカメの生活と意見

制作 : Verlyn Klinkenborg  仁木 めぐみ 
  • 草思社 (2008年8月1日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794216618

リクガメの憂鬱―博物学者と暮らしたカメの生活と意見の感想・レビュー・書評

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  • 18世紀イギリスの聖職者であり博物学者でもあったギルバート・ホワイト氏。
    彼の著作『セルボーンの博物誌』に登場するリクガメ・ティモシーが本書の語り手です。

    「吾輩はカメである」…とはいきませんが、ティモシーはカメの目を通して、人間のおかしさを皮肉をこめてユーモラスに語っています。
    確かに4本の足をどっしり地面につけているカメから見たら、2本足でふらふら歩く人間は危なっかしくてしかたがなかっただろうな…。

    人間の手が入った整えられた"自然"は自然なのか?
    なぜ人間は「神の家族」から人間以外の生物を切り捨てるのか?
    なぜ人間はほかの生物から遠ざかりたがるのか?

    ティモシーの疑問や意見には、むむぅ…とうならされました。

  • (読む前の印象)
    表紙の色合いとリクガメの絵にキュンとする。
    カメ目線の物語らしい。しかも博物学者だって。決めつけだけど家の中は物で溢れているに違いない。でもってちょっと変わった人が出てくるのだ。

  • 「自然の最初の命令のひとつ」と、ギルバート・ホワイト氏は母性愛のことをそう書いている。しかし母性愛とは生まれたばかりの赤ん坊と同じほど無力なものだ。

  • 人間とは、何とせわしなくて、身勝手な生き物なんだろう―。地中海の海岸で船に乗せられ、はるばるイギリスに連れてこられたリクガメ、その名はティモシー。ロンドン郊外ののセルボーン村、博物学者ギルバート・ホワイト氏に引き取られたティモシーは、長年平穏に暮らしていた庭から逃げ出した。いったい何がティモシーを駆り立てたのか?古典的名著『セルボーンの博物誌』に登場する世界一有名なカメが、偏見にとらわれた人間たちのおかしさをユーモアたっぷりに語る!カメの目線で、カメの時間が流れ、自然の摂理と不条理とが交錯する美しき小説世界。

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