終わり (世にも不幸なできごと 13)

  • 草思社
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本棚登録 : 76
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794216748

作品紹介・あらすじ

終に完結。不幸の「終わり」は本当にめでたい、のか?たびかさなる不幸と「想定外」の激動を乗りこえ、シリーズ完結編刊行。

感想・レビュー・書評

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  • やっっと終わったっ!私も秘密をたくさんもった人になりたい。なるぞー!

  • 最終巻まで辿り着く前に、途中で挫けそうになった。話に飽きてきたというか。どうにか最後まで。


    島での生活は“知らない”ことを幸せとしているようで。知らない、無い、からこそ揉めない。
    「ボートを揺らすな。」
    イシュマエルの気持ちもわかる。保守的。

    最後の最後は両親の助けあり、という感じ?
    なんだかんだ両親についあんまり触れてこなかったよね。最後で色々詰め込みすぎ。海潜ったあたりから思ってたけど。


    ボートに乗った島の人たちは皆、死んだのかと思うと何ともいえない。

    キットの子(ベアトリス)もまた、幸せとは無縁な感じ。知らんけど。

    結局、砂糖壺って何だったの。

    最後まで、ハッピーエンドにならない。
    曖昧な終わり方と言われて見ればそうだが、ハッピーエンドにはならない物語とうたっているので、曖昧な終わり方でも良い気がする。
    はっきりしないから苦手な人はずっとモヤモヤするんじゃないか

    全部読み終わった後の方が、読みたいという気持ちが強くなるというか、読み直したくなる。


    各巻の初めに、
    ベアトリスへの詩(メッセージ)がありますが、最後まで読んでも「?」という感じ。
    気になりすぎる。


    児童書ですが、人におすすめしたい本。
    ただ、児童にすすめるかは迷う。

  • 孤児となったボードレール三姉妹弟の物語、ついに最終巻です。
    次々と不幸なできごとに見舞われる、後見人となる大人が、バレバレなオラフ伯爵の変装にも全く気付かず子供たちを苦しめたり、また次の後見人のもとにいっても、どいつもこいつも癖のある、ずれた考えな人たちで、やはり子供たちは苦労する。無実なのに、犯人にされてしまったり。
    この13巻では、絶海の孤島に流れ着いたボードレール三姉妹弟は、やっとオラフが悪人だとわかってくれる人々に出会うのですが、やはりちょっとおかしい。複雑な生活・混乱を避けるため、スパイスも禁止な刺激のない生活を送る島民たち。
    しかしこの島には、両親の秘密があった。。

    最後までやはりすっきりハッピーエンドではないんですが、1巻では赤ん坊だったサニーが、ラストでは、サニーよりもちっさいのがでてきて、なんだかサニーが成長していくのはハッピーだね。

  • 「終わり」にたどり着くのがもったいなくて延ばしに延ばしてとうとう…。
    読んでしまいました。
    あー
    終わってしまった。
    しかし、
    謎は謎のままです。そして、それでいいの?という終わり…というか続き…というか。

  • 謎がとけなくてすっきりしなかった。14巻をだしてほしいくらい。

  • 小学生の時から読み始めたシリーズの完結巻を高校生になって読むとは思いもしなかった。
    「世にも不幸な」の名に相応しいラスト。シリーズを通して楽しませてもらったちょっと斜に構えた文章も最後の最後まで変わらず、初めて読んだ時から長い時間が経っているのにも関わらず満足して読み終えることが出来た。
    小学生時代から高校生になるまでの長い年月変わらずに楽しめたのは、他でもない著者と訳者の児童向けとは思えないほどの文章力によるところが大きいと思う。
    皮肉に満ちているのに不快感が無い。
    海外文学は訳の仕方がどうも好きではなくて苦手な私が唯一愛していると言ってもいいこのシリーズ。
    作中で出てくる指輪のように、誰かに引き継いでいきたくなる大切なシリーズである。

    これからの三姉弟妹と女の子が幸せでありますように!

  • レモニー・スニケット作 世にも不幸なできごと、完結です。
    中学生のころから読み始めて、大学生になった今まで長かった…。

    「ええ~!?」とは思いましたけど、どうあがいても絶対ハッピーエンドに落ち着くことはない奇妙・風変わりなシリーズの終わり方として、最もふさわしかったのではないかなと思いました。
    みんなにすごくすすめたい本・シリーズに確定しました。

    はじまりは始まりではなく、終わりもまた終わりではないということに感嘆しました。

    私は3人が大好きです。私たちをはらはらさせ、楽しませてくれたことに対して、ヴァイオレット、クラウス、サニー・ボードレールに感謝したいです。あと、オラフにも。

    3人と、一人の小さな女の子に、この先やっと、ほんの小さくてもいいから幸運が訪れますよう!!

  • 終わりが…なんだろ…今まで読んだことない終わり

  • このシリーズの最初からはとても思い描けない最後で、びっくりしましたが申し分なく面白かったです!





  • なんだろうこの虚脱感。


    いい意味でなんだか優しい気持ちになった。

    多くを語るとネタバレになるので言いませんが、とりあえず。



    レモニー・スニケットはすごい!

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著者プロフィール

アメリカの作家、脚本家。本名はダニエル・ハンドラー。レモニー・スニケットの名前で発表した「世にも不幸なできごと」シリーズで知られる。この作品は映画化もされた。ほかに『くらやみ こわいよ』など。

「2019年 『イライラくんと こえだちゃん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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