ヤマダ電機の暴走

著者 :
  • 草思社
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本棚登録 : 50
感想 : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794217851

感想・レビュー・書評

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  • 著者は立石泰則氏。前に読んだケーズ電機の本(がんばらない経営)と同じ方の本。

    感想。著者はケーズ電機ひいき。先にそっちの本を書いたからか。

    備忘録。
    •山田昇氏は、元日本ビクターの工場勤務。その後、松下電機の系列販売店を創業。後に法人化して山田電機となる。
    •大店法、YKK戦争、ダイエー安売りの流れは、がんばらない経営の内容と同じ。
    •ヘルパー問題に対する反省の色が見えない、という趣旨のコメントも本書にあり。
    •デオデオとの遺恨。ヤマダの池袋進出。いずれも売れるのは目玉商品中心で、地域一番店には敵わず、とのこと。

    そんなとこ。

  • 私は群馬出身で、ヤマダ電機のことは応援しています。
    だけど、この本を読んでからは、少し考えなおす部分があります。
    どの企業も成長の過程でひずみは生じるものだろうけど、
    ひずみが是正されないまま大きくなりすぎた印象。

    ひいき目で見ている方、嫌いな方、読めば内情がよく分かります。

  • 『ヤマダ電機の暴走』立石泰則(草思社)

    ヤマダ電機の創業者・山田昇が前橋の松下系列の電気店から身を起こし、年商2兆円の家電量販店に成長させるまでの過程と現在を批判的に追った企業ルポ。批判的に書かれているが、当時画期的だったカラーテレビの色調補正サービスを行って売り上げを伸ばしたこと、メーカー支配の家電業界の中で値引きや商品の買い取り、店舗土地の買収を果敢に行ったこと、自動車での買い物客のためにピロティ式店舗をいち早く採用したこと、POSシステムの活用など、ヤマダ電機の成長の要因が垣間見える。「暴走」と言われるが、コスト・リーダーシップ戦略だって立派な戦略だし、バイイングパワーやスケールメリットを追求するために拡大路線を取ることだって決して間違っていない。POSシステムによる本社主導の売り場づくりだって、POSシステム自体が現場の販売状況をリアルタイムに反映させるものなのだから、氏の言うように現場主義の放棄とはいえないだろう。アフターサービスの弱み、ニッチ商品の切り捨てだって、コスト・リーダーシップを優先した戦略とも取れる。メーカーのヘルパーの問題だって、なにもヤマダ電機に限らず業界全体の問題だと思う。
    正直にいって僕も個人的には、ヤマダ電機の激安戦略や挑発的な出店戦略は、はっきり言って大嫌いだ。ただヤマダ電機が業界一位の売り上げを挙げていることは厳然とした事実だし、とにかく一円でも安い商品を買いたいという客から支持されているのも事実だ。コジマやビックカメラなど競合店と繰り広げた「上州戦争」や「池袋戦争」によって、結果として「ヤマダは安い」というイメージを消費者に植え付けたのならば、やはり作戦勝ちである。
    ただ気になる点は、郊外型店舗で成長してきた同社が、まだ一度として都市型店舗で勝ちパターンを築けないまま、中国を含めた拡大路線を続けているということだ。また山田一族の持ち株はわずか2パーセント弱でありながら親族経営を続けていること、外国人投資家の持ち株が6割近いというのもリスク要因だ。これまた個人的な意見だが、安売りだけでは長期的なファンは獲得できないような気がする。僕は買った後に後悔したくないから、店員の知識とか、アフターサービスとかがしっかりしていて、初めて「家電を買うならこの店」って思うようになる。

  • ヤマダ電機の成長をひも解く。同時に日本の家電量販店がどのように成長して現在に至るかも分かる。
    もともと週刊誌向けの文章だったせいか、極端に図表が少なく、分かりづらい点がある。

  • 皆様は、家電はお好きですか?
    僕は、家電が大好きで、家電量販店にもかなり高い確率で出現します^^

    そして、販売応援として、実際の店舗で働いたこともあります。
    だから、この本は、所謂「顧客目線」というよりは、「身内感覚」で読んだ書籍です。

    非常に刺激的なタイトルですが、結論から言うと、「全く同感」の部分が非常に多かったです。

    詳しくは書評ブログで!
    http://ameblo.jp/nori-shohyo/entry-10805718556.html

  • 2010/11/28fin

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著者プロフィール

立石 泰則(たていし・やすのり)
ノンフィクション作家・ジャーナリスト。1950年福岡県生北九州市まれ。中央大学大学院法学研究科修士課程修了。「週刊文春」記者等を経て、1988年に独立。92年に『覇者の誤算――日米コンピュータ戦争の40年』(日本経済新聞社)で第15回講談社ノンフィクション賞を受賞。2000年に『魔術師――三原脩と西鉄ライオンズ』(文藝春秋)で99年度ミズノスポーツライター賞最優秀賞を受賞。そのほかの著書に『マーケティングのSONY――市場を創り出すDNA』(岩波書店)、『戦争体験と経営者』(岩波新書)、『さよなら! 僕らのソニー』『松下幸之助の憂鬱』(いずれも文春新書)、『「がんばらない」経営――不況下でも増収増益を続けるケーズデンキの秘密』『働くこと、生きること』(草思社)など多数。

「2021年 『増補新版 フェリカの真実』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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