文庫 人は成熟するにつれて若くなる (草思社文庫 ヘ 1-2)

制作 : フォルカー・ミヒュルス 
  • 草思社
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本棚登録 : 205
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794218674

感想・レビュー・書評

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  • 人はいかにしてよく老いることができるかを、苦悩と平和の中から見出したエッセイ集。同年代の人たちに贈るメッセージという面もあるが、何よりも著者自身が書きながら老いと戦っていた中で生まれたものという印象が強かった。
    読むのが早すぎたかもと心配したが、学べるところ、感動するところが多かった。老いたらまた読みたい。ブクログが続いてたらそのときまた感想を書いてみたい。

  • 詩を交えたエッセイ集。心に届く詩だ。読んでいる間は40代から80代まで「老い」について書かれている印象だが、読後は「成熟」を書いていると感じた。外に立っている使いの者の気配を感じながら、これからの老い方が変わりそう。成熟へ。

  • 詩からは、老いてこの世を去る悲しみや恐れと、巡る命の喜びを感じる。
    死をあるがままのものとして、先祖から続いてきた営みとして、受け入れている・受け入れようとしているのだと思った。そういう考えが言葉で残っていることに感謝したい。生きていく上で支えになると思う。
    老人の品位についての話が興味深かった。生きているその年齢で己のやるべきことをやることが人の使命なのだと思うと、人生のどの段階でも手を抜かずに生きていくことが必要になる。至極真っ当なことを言っていると感じた。それでも当たり前のことを当たり前にやることが難しいのだけれど。
    庭の植物のこと、季節のことがよく書かれているのも癒しだった。どんなふうに向き合っていたかは、写真での佇まいや穏やかな表情にすべてが出ている。
    "静観の生活"に到達する、そんな老人になれたらいいなぁ。
    深い探究心をもって人を見ていたのであろう著者が、今も悠久の目で彼方の世界から私たちを見ているような気がしてならない。

  • 最初はちょっと取っつきにくかったけど...
    P63の「老いてゆく中で」の詩を読んで父のことを思ってしまった。

    対象があって読み進むと...なんか...いいですね。

    編者(フォルカー・ミヒェルス)のあとがきがよかった。

  • 詩なので読み飛ばしにくい分、記憶に残る

  • その年に近づいていないからか、自分が意識していないからか、よくわからなかった。
    10年後にもう一度読めば今よりももっと共感できるのかもしれない。

  • 一文一文が美しくて感動した。

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著者プロフィール

ドイツ生まれのスイスの作家。主に詩と小説によって知られる20世紀前半のドイツ文学を代表する文学者。南ドイツの風物のなかで、穏やかな人間の生き方を描いた作品が多い。また、風景や蝶々などの水彩画もよくしたため、自身の絵を添えた詩文集も刊行している。1946年に『ガラス玉演戯』などの作品が評価され、ノーベル文学賞を受賞した。

「2022年 『無伴奏男声合唱組曲 蒼穹の星』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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