思春期病棟の少女たち (草思社文庫)

制作 : Susanna Kaysen  吉田 利子 
  • 草思社
3.24
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本棚登録 : 110
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794219411

作品紹介・あらすじ

18歳のわたしは「境界性人格障害」と診断され、精神病院に入れられた。そこでは同世代の少女たちが病んだ心を抱え、入院生活を送っていた。ほとんど食べず眠らないリサ、自分に火をつけたポリー、クリスマスと誕生日だけ入院するデイジー…青春の一時期を閉ざされた病棟で過ごした著者の回想記。思春期の狂気と正気の危うい境界をとらえ、絶賛を浴びて全米ベストセラーとなった作。映画『17歳のカルテ』の原作。

感想・レビュー・書評

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  • ★3.0
    映画「17歳のカルテ」の原作本。正常と異常は何をもって区別されるのか、そして普通とは何か。確かにスザンナと同じ施設で生活をした少女たちの中には、命を絶った人も病状が悪化したと思われる人もいた。が、全く悩みのない思春期を送った人が存在するのか、と甚だ疑問。自分自身、学業、家族、友達、恋愛等、思春期ほど悩みが尽きない時代はないと思う。彼女たちが巷で言われる普通ではなかったことは、極端なまでの繊細さと感受性の強さ。理解のある人たちと環境さえ整っていれば、彼女たちを苦しめることはなかったように思う。

  • 可もなく不可もなく…。

  • 映画「17歳のカルテ」を先に観ていて、それから原作の方を読んだ。

    原作は時系列に並んでいないところが現実的だ。
    スザンナ視点で見た病棟の少女たちの様子が淡々と綴られているが、各エピソードが丸々当時のスザンナの目を通した真実なんだと感じられる。

    あちら側とこちら側、どちらに行くかは自分では決められない。
    その境界線上から自分で意識していない間にあちら側へ行ってしまう、それを「指名打者に似ている」と表現されていて腑に落ちた。
    そしてこちら側へ来るには自分の意志が必要だということ。
    これは特別なことではなく、誰にでも指名される可能性はあるのだ。

  • 著者が回想という形で書いているらしく、何と言うか、他のこの手の作品と比べては少々臨場感が足りず物足りないではあるんだけど、でもやっぱり読めて良かったと思う。

    向こう側、こちら側という書き方がされていたけど、明確な違いなんて無い。「指名打者に似ている」とあるが、全くその通りだ。

    最近読んだ本(主に日記系)は全て著者が自殺していたけど、スザンナは生き延びているみたいで良かった。私も頑張る。

  • 映画「17歳のカルテ」を見た同年に、新装文庫版として発売されたばかりのこの原作本と出会ったので映画、原作と続けて見れて良かった。
    サントラまで買うほど映画が好きです。

    主人公スザンナは境界性人格障害という病名のもと入院をしていますが、スザンナ自体のエピソードはあまりなく、焦点はスザンナの目から見た精神科病院の風景。
    ただ、映画の方は完全に第三者的スザンナの視点から見た思春期病棟といった感じでしたが、原作ではスザンナの考えていることや感じたことなどの内面的な部分が濃密に描かれていて、そこに惹かれました。
    他人は決して理解することのできない、見えない部分というものを知れたようで。

    正常と異常の境目を描写したシーンが数多くあり、当事者でなければ書けないような内容。それは、入院している他の女の子のことだったり、スザンナ自身の内面だったり。

    映画同様、リサの人間性の魅力にことどとくしびれました!

  • 友人からもらったので読んでみました。
    訳が簡単というか、深みがないなぁと感じたのですが、こういう世界もあるんだな、と知れてよかったのかも
    精神病は今の日本社会で、それなりに問題になる段階にきていると思うし、人間誰しも、こういう入り口を垣間見る瞬間はあると思う。そこから先にいってしまった人が、どうなるのか、というのを書いたのがこの本なのかな、と思った

  • キチガイ病院に入院していた自分のことが書かれてあってぞくっとした。

  • 映画のほうがインパクト強かったかな。全体的に淡々とした記述になっていると思う。でも結局のところ何が言いたかったのかは映画も原作も意味不明。思春期は大変なんだよ、ということか。

  • うーん、なんか読みづらい。
    ミル ストリート115番地のはなし。

    p118
    201

    がりがりの骨 アンフェタミンのトリーの話。

    135 122 61 90 109

    ソシオパス

    25

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