文庫 ヘッセの読書術 (草思社文庫 ヘ 1-3)

制作 : フォルカーミヒェルス 
  • 草思社
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本棚登録 : 344
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794220042

感想・レビュー・書評

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  • ヘッセの、本や読書に関するエッセイがおさめられたもの。国や時代の違いを面白く感じる部分もあり、共通点を見つけて嬉しく感じる部分もあり。世界文学文庫の章は、ヘッセが読破し自分のものとした本の量と質に脱帽。本の選択や本とのつきあい方は人それぞれとしつつも、ヘッセ自身は精神を高める読書に重きをおき、実用書や情報を得るための新聞は軽んじていたようだ。自分は精神を高める読み方に到達するにはまだまだだなと、本の世界の広さと深さを痛感した。

  • 痛烈な新聞批判が面白かった。
    文庫リストは重宝しそう。

  • 数万冊を読みこなした著者の読書に関するエッセイ集。圧巻は「世界文学文庫」で、その知識量には圧倒された。
    気に入った作品は何度も読むことを奨励している。あまり再読をしない自分には耳が痛い。
    「世界文学リスト」を活用したい。

著者プロフィール

ドイツ生まれのスイスの作家。主に詩と小説によって知られる20世紀前半のドイツ文学を代表する文学者。南ドイツの風物のなかで、穏やかな人間の生き方を描いた作品が多い。また、風景や蝶々などの水彩画もよくしたため、自身の絵を添えた詩文集も刊行している。1946年に『ガラス玉演戯』などの作品が評価され、ノーベル文学賞を受賞した。

「2022年 『無伴奏男声合唱組曲 蒼穹の星』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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