ニュースでわかるヨーロッパ各国気質

  • 草思社
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本棚登録 : 22
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (427ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794220288

作品紹介・あらすじ

ユーロ圏はいまや大変なことになっている。ギリシャ経済危機は一段落したが、さまざまな加盟国の事情が交錯し、破綻寸前から超優良国家まで、過度な環境・人権重視派から伝統重視派まで入り乱れて、さながら人類の未来を予知する実験場である。
この本は最新ニュースをきっかけに32 か国の国民性やお国事情を探った刺激的で無類に面白いヨーロッパ観察記である。

感想・レビュー・書評

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  •  クーリエ・ジャポンの今月号で、「こうすれば世界の人と上手につきあえる」という特集を組んでいる。60数億人が地球に住んでいれば、様々な価値観や個性を持っている人がいる。今回の本は、ヨーロッパに限定しているがそれぞれ個性に満ちあふれている。

     最初に気になったのは、財政危機で話題になっていたギリシアだ。調査によるとギリシア国民の8割は「私の人生は幸せだ」と答えているとある。その背景にあるのは、楽しく毎日が暮らせればいいと言う「おおらかな楽天家」なので、借金やで脂肪で首が回らなくてもケセラセラ。負債完済して奇跡の経済成長でEUの優等生なんて夢のまた夢だな。

     フランス人に関して、「最も無愛想・不親切・退屈」と書かれている。とてもではないが日本式の接客など期待できない。あのユニクロがよくパリに進出したなあ。クーリエ・ジャポンの今月号には、元スタッフの不満が載っていた。「お客様は神様」なんて言う発想を持ち合わせていないのだから無理もない。

     スイスというとあの「アルプスのハイジ」が浮かんでくるが、スイス人自身はどう思っていうかというと少なくとも文化人は歓迎していないようだ。その理由は、明るく楽しい世界になっているアニメが気に入らないとある。

     EU加盟国で何かを決めるとなると大変だろうなあ。どこぞの政党のようにぶれて軌道修正が聞かないまま「あれー」という状態になったりはしないのだろうか。昔からいる人たちに加えて、アフリカ、中東、アジアからの移民が増えているのでこれからどう変化するのか気になるところだ。

  • ヨーロッパのニュースがよく取り上げられるので各国の気質・性格がどのような違いがあるか知りたいと思ったので選びました

  • 請求記号:361.42/Kat
    資料ID:50074433
    配架場所:図書館1階東館 め・く~る

  • ヨーロッパについての最近のニュースを基にいろんなネタが書かれていて、各国のことをしっかり調べる時のおまけに読み返したりしています。

    例えばこんなカンジ↓
    <スイス>
    ・「アルプスの少女ハイジ」はその50年前の1830年頃にドイツ人作家が出版した「アルプスの少女アデレード」という童話本の盗作と言われている。日本のアニメ「アルプスの少女ハイジ」はヨーロッパ各国でも人気だがその舞台スイスでは一度も放映されていない。スイスの貧困のイメージを連想させる山羊のミルクを飲むシーンなどが出ることが理由。
    ・世界一動物にやさしい国で、金魚に尊厳死、豚にシャワー、キャッチアンドリリース禁止、インコやハムスターなどを一匹だけで買うことの禁止などが動物保護法で定められている。

    ○イタリア
    ・ナポリではゴミ処理にもマフィアが絡み、産業廃棄物を処理せずに不法投棄していた。「ナポリを見て死ね」という言葉があるほど美しい街と言われ、多くの観光客が訪れるナポリで、2012年7月に7,8センチある超巨大ゴキブリが街を占拠するという事態になった。イタリア人は我が家を清潔にすることには手間を惜しまないが、公道まで掃除しようとは思わない。

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プロフィール

片野優(かたの ゆう)/東京都立大学法学部卒業。ジャーナリスト。集英社勤務を経て独立。1991年よりオーストリアのウィーンに暮らす。ハンガリーのブダペストに滞在中は現地在住の日本人向けミニコミ雑誌『パプリカ通信』を創刊。現在、セルビア共和国のベオグラードで出版社を経営。旧ロシアや北極圏を含むヨーロッパ各地を訪問・取材し、環境・歴史・文化・旅をテーマとした情報・記事を発信している。『こんなにちがうヨーロッパ各国気質』(草思社)、『日本人になりたいヨーロッパ人』(宝島社)ほか多数の著書がある。

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