東大教授が教える独学勉強法

著者 :
  • 草思社
3.37
  • (20)
  • (62)
  • (74)
  • (24)
  • (5)
本棚登録 : 832
レビュー : 84
  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794220646

作品紹介・あらすじ

高校に行かず大学は通信制、独学で東大経済学部教授になった著者が教える究極の勉強法。テーマ設定から資料収集、本の読み方、ノート・メモのとり方、成果のアウトプットまで自分一人でできる本格的な勉強のコツが身に付く一冊。学者・研究者になりたい人はもとより、教養を深めたい人、趣味を究めたい人、資格試験合格を目指す人、もう一度学び直したい人等々、あらゆる人の知識欲と向学心に応える一冊。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 独学を例に、自分で物事を考えることの大切さを説いた本。ついつい、答えを求めがちな傾向を反省させられた。とはいえ、著者のように独学で学問を極めるのはなかなか難しく、共感できるところが少なかった。

  • 興味のあることを独学で勉強してみたいと思っていたところ、書店でこの本を見かけ迷わず購入しました。著者自身の経験をもとに、「勉強とは何か?」「独学に向く人は?」「現代はどんな勉強が求められているか?」「トレーニング方法は?」など、知りたいことがわかりやすい文体で記されています。第5章にある「勉強したことを熟成させるために、普遍化する、応用する、疑ってみる、やさしい言葉でアウトプットする」という方法は、何度でも確認しながら勉強していきたいと思いました。

  • 本書は独学のソフトな心構えと方法論について書かれた本である。本書を読むことによって独学をする勇気が出てくるし、既に独学をしている人にとっても、独学をよりよいものにするためのコツやヒント等を解説しており有益な本であると思う。

  • 「東大教授が教える知的に考える練習」が出版されて先に読んだので、シリーズの前著を読んでみた。

    知的な考えるがネット時代に「考える」ということに焦点を当てているのに対して、本書は「正解にたどり着こう(明確な目標達成や教養をつける)」という日本式の勉強よりも、答えのない問いに自分なりの答えを見つける勉強方法を説いている本だと言える。

    そのための独学(考えること)の大切さ、独学のメリット、独学の方法(テーマの立て方やちょっとしたコツ)、新しい分野への取り掛かり方、アウトプットの重要性、を易しく説いている。

    結果的には、日本式の正解を問う勉強方法→論文などの研究系の勉強方法 に変化させる面も強いと思った。日本式の勉強方法に慣れている人には一読の価値はあると思う。

  • いわゆる入門書...概要を学ぶのが苦手で、興味を引く各論ばかりほじくってしまう自分の偏った思考回路。今まではこれはこれでいいと思ってきたけれど、やっぱり改めたいと考えさせられた。
    参考になったのは下記のとおり。

    ---
    自分の理解パターンを把握して、勉強のコツをつかもう。例としては、理解が速くて深めるのには時間がかかるタイプ、理解に時間がかかるが深く理解できるタイプ。教師や参考書の説明の仕方と自分の理解の相性というものがる。納得できる説明の仕方をしている本を探して、を繰り返していくと、徐々に自分の理解パターンがわかってくる

    目標を立てよう。何の情報を知りたいのかではなくて、それを使って何がわかるようになりたいのか、何をしたいのかという、情報の先にあるものを、できるだけ考えてみること。
    ゴールの方向性を決めておくこと。というのも、目標を考える際、ある程度客観的な目で、一旦立ち止まって自分の立ち位置を見直すことになる。自分の目指したい地点を探すためにぶらぶら歩いたり少し戻ったりするのもよいけれど、それでも、最初からゴールを考えない散歩とは、見かけは同じようにぶらぶら歩いていても、その内容や本人の意識は全く違ってくる。キメ過ぎない仮の目標が大事である。

    まず入門書を3冊読んでみよう。

    書くと忘れる、書くのは脳から消す作業。
    メモというのは、断片的な情報を忘れないように保存したり、すでにわかっていることを整理したりするときに有効である。本を読んで理解しようというときには、あまり有効ではない。
    読んだ本の要点をまとめたりしない。深く掘り下げて読もうとすると、すぐに短くまとめたりできないことがわかるだろう。単に字面を追うよりも、本当にその著者が何を考えているか、またどういう思想を持っているのかをわかった方が、本当の意味で役に立つ勉強になる。(2度読むのがおすすめ。)

    学問の意義は、その情報を応用したり普遍化したりして(=熟成させ)実際の役に立てることにある。

    アウトプットは自分の言葉でやさしく書くべし。

  • 「答えのない問題に対するアプローチの仕方」に関して、自分なりに意識しながら生きてきたつもりでしたが、今一度考えさせられました。
    勉強とは本来独学であるべきあり、
    知識や教養を身につけるための勉強もその先には答えのない問いに自分なりの答えを見つけるという目標があるほうがよいという著者の主張は大学で研究というものに携わったことのある人間ならよくわかることだと思います。

    完璧主義の話はドキッとしました。
    どんな本を読んでも完璧主義であるべきだ!と書かれているものはないように思います。
    初志貫徹しようとするのは素晴らしいことですが、柔軟な思考はもっと重要なのかもしれないと感じました。

    走りながら情報や資料を集めていくという姿勢も真似したいです。

  • まあまあ。いわゆる資格試験や受験勉強などのテクニックを教えるハウツー本ではなく、「なぜ勉強するのか」「勉強とは何か」という根本的なところを突き詰めながら、答えのない問いを自らの内側に生み出させ、それを深化させていくために必要な姿勢(視点)を持つ方法について述べられている。ポイントは「とりあえずやってみる」「疑う」「アウトプットする」など。わかりやすいが、別段これといって面白い項目も見つけられなかったのがちょっと残念ではあった。

  • ・独学の具体的な方法ではなく、その姿勢や根本的な思考方法が参考になる。

    ・知識を普遍化させ、常に応用できないかを思考しながら勉強する。

  • 勉強法を求めて読んではいけないと言う、自己矛盾にはらんだ本。心得としては分かる。そんなに新発見があるわけでもなく、得るものは少なかった。著者が外国にいたのは分かったが、幾度となく同じことが書かれていて、少々煩わしい。独学せざるを得なかったのは分かるが、少々押しつけがましい感じもした。合う人だけ参考にすればよい。

  • 暗記せず慣れろって話、ハウツーでなく体験談?

全84件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1963年生まれ。東京大学経済学部教授。中学卒業後、父親の海外転勤にともないブラジルへ。
ブラジルでは高校に行かずに独学生活を送る。大検を受け慶応義塾大学経済学部通信教育課程へ入学。
大学時代はシンガポールで通信教育を受けながら独学生活を続ける。
大学を卒業後、東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士(東京大学)。
主な著書に『法と企業行動の経済分析』(第50回日経・経済図書文化賞受賞、日本経済新聞社)、『契約と組織の経済学』(東洋経済新報社)、『東大教授が教える独学勉強法』(草思社)など。

「2018年 『東大教授が教える知的に考える練習』 で使われていた紹介文から引用しています。」

東大教授が教える独学勉強法のその他の作品

柳川範之の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
三浦 しをん
池井戸 潤
又吉 直樹
有効な右矢印 無効な右矢印

東大教授が教える独学勉強法を本棚に登録しているひと

ツイートする