時間資本主義の到来: あなたの時間価値はどこまで高められるか?

著者 :
  • 草思社
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レビュー : 24
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794220882

感想・レビュー・書評

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  • 時間をテーマにした書籍は多く見られますが、大概が時間を短縮する術的な内容かと思います。こちらは、時間そもそもの概念とはを軸に話の展開となっています。

    過去から現在に於いて、時間の有効性とそれに伴う人の行動形態。そして、その先に考えられる社会と企業の行方。これから、個々も時間に流されないように、考える事が重要と感じる。

    経済が変わるのは、お金だけではなく、時間の使い方も関連するのではないだろうか。そんな印象を持つ内容。

  • タイトルから想像してた内容と全然違ってた。いい意味で裏切られた感じ。

    マーケティング的には「より安く・便利に」と「あなたにより合っている」は等価であるはずなんだけど、どうも最近の成功例は後者ばっかり出てくるなあと思ってたんだよね。
    その現象の説明を、時間資本主義という概念はうまく説明してくれる。

    あと公私混同の話とか、都市への集中化の話とか、僕が漠然と思っていたことをうまく言語化してくれていて、納得するところが多かった。

    凡百のビジネス書とは一線を画す重厚な内容で、満足っす。

  • だいたい著者の主張には納得出来るが、「今後は東京への一極集中が進んだ場合、急激に地価が上昇する」という部分には余り賛同出来ない。日本の人口は減少するし移民を積極的に進めている訳ではないので、基本的な政策が変わらない限りは他の都市(ニューヨークやシンガポール)のようにはいかないと思う。

    あと、日本の平均年齢を述べる際に、日本全体の平均年齢ではなく、「上場企業2318社の平均年齢」を使っており、所々で数値に偏りがあると思う。

  • 正直期待していた切り口ではなかったが、しかし題名から想定していた内容だった。

    特に納得したのが、今後時間資本主義では「公私混同」がキーワードとなる。そして、自由に使える時間とお金を軸にしたマトリクスを表すなかで、多くのサラリーマンは、時間プア、マネーリッチの伝統的エリートだが時間資本主義では、時間もマネーもリッチはクリエイティブクラスが勝ち組となると言っている点。
    自分はこのクリエイティブクラスの事を読みながら糸井重里さんが頭に浮かんだ。

    そして、IT技術が発達する前は、ITが発達したら連絡がすぐできるから直接会う必要はなくなる。と言う人もいたが、現実は発達すればするほど交流範囲も広がると共に、直接会うと言う価値が大きくなるため、以前よりも多く人と会う為に時間が割かれていると言う話も自分の体験からも納得。

  • 人気作だったので、読んだが内容は薄い。言葉遊びのように感じられる内容も多くあり、中身については「新しい切り口だ!」という感覚では無い。効率的、といわれる考え方が時代と共に変化している、ということを歴史を紐解きながら解説している内容。少し頭でっかちの印象なので、日常に何かこの本の要素を用いれるかというと疑問。再読不要。以下抜粋。
    -------------------------------------------
    ・今後は時間価値を意識的に商品にしお金をとる、というビジネスが増えてくるだろう。(アマゾンの当日発送など)
    ・時間主義に則れば、時間を消費するサービスを選ぶ時は、失敗しないようにテッパン型のサービスに頼ろうとする人が増えるだろう。これは時間の効率化でもあり、節約時間価値の追求でも有る。
    ◎時代の変化により、クリエイティブな行為がコモディティ化することもある。その時我々が取るべき行動は、クリエイティビティに価値があることを認めることだ。あらゆる仕事に、クリエイティブな側面を見出し、改良、改善、刷新して付加価値を出していこうとすることは、全ての人が今後やっていくべきことになる。
    (家事を単なる雑務と捉えるか、愛する家族のために貢献できる楽しみの時間、と捉えるか

  • 堺屋太一氏がその東大講義録で述べていた 「知価社会」とは即ち、本書の述べるとこ ろではあるまいか。

    商品やサービスそのものより「アクセスコスト」あるいは「その利用による時間コストの低減」これが商品やサービスの対価を決めるキーになってくる。

    かなり実感を伴って腹落ちする主張だと感じました。

  • IT進展に伴い「すきま時間」の価値が急速に高まってきた。時間価値には、効率化による節約と快適化による創造がある。勝ち組は時間とマネーリッチなクリエイティブ・クラス。ワークライフのバランスではなくブレンドを行って、人生を色彩豊かにせよ。

    複雑な世の中に時間という補助線を引くことで、霧が晴れるように本質が見えてくる、とのことですが、期待したほどスッキリは見えませんでした。

  • 「節約時間価値」「創造時間価値」の2種類の時間価値の到来する。ビジネスにおける時間の価値が重要度が高まっていることを認識できた。

  • 時間はとても大きな問題。この本を読んで時間の使い方を変えようと思って読んだんだけど,この本で語られているのはGTDとかの小さな話ではなく大枠の考え方。とかく効率や節約ばかりがPRされるけれど,意味のある時間の使い方もあるのではないか,という提案は納得。
    ITの発展が直接会うことの重要さを高めたっていうのは本当にそのとおりだと思う。仕事でもプライベートでもITを直接会うことと対比して捉える人が多いんだけど,補完し合える関係なんだと思う。どちらにしても会うことの大切さは変わらないんだけどね。
    とりあえずは,「まわりよりも仕事量を増やすことで給料(社内評価)を上げよう」と考えるのはやめたい(正確には「給料(社内評価)を上げるためにはまわりよりも仕事量を増やす必要はない」と心得たい)。

  • vol.287 時間は買う時代から売る時代へ!?時空ビジネスのチャンス到来。
    http://www.shirayu.com/news/2014/

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著者プロフィール

フロンティア・マネジメント㈱代表。東京大学経済学部卒業。野村総合研究所やUBS証券で10年以上にわたり流通業界を中心に証券アナリストとして活動。2003年に産業再生機構に入社し、マネージングディレクターに就任。地方百貨店である津松菱やうすい百貨店の事業再生に関与し、カネボウおよびダイエーの案件では、取締役として事業再生に関与。07年にフロンティア・マネジメント㈱設立。
『流通業の「常識」を疑え!』共著㈱日本経済新聞出版社2012年、『ジャッジメントイノベーション』共著㈱ダイヤモンド社2013年、『時間資本主義の到来』㈱草思社2014年、『「時間消費」で勝つ!』共著㈱日本経済新聞出版社2015年、『宅配がなくなる日 同時性解消の社会論』共著㈱日本経済新聞出版社2017年など著書多数。

「2017年 『経営コンサルタントが読み解く 流通業の「決算書」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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