シカゴ・スタイルに学ぶ論理的に考え、書く技術: 世界で通用する20の普遍的メソッド

著者 :
  • 草思社
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本棚登録 : 348
レビュー : 26
  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794221018

作品紹介・あらすじ

シカゴ大学で確立した世界標準の論文執筆マニュアル「シカゴ・スタイル」に基づき、どんな相手でも伝わる文章を書くための20の普遍的メソッドを公開。何をどう考え、どう整理し、どんな順序で言葉化すべきか?レポート、企画書、志望理由書からメール・ブログ、研究・学術論文まで…あらゆる文章の普遍的な型が身につく本。

感想・レビュー・書評

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  • シカゴ大学で教えられている論文=「論理的文章」の書き方。文章・段落のつくり方、文章の全体構造とそれぞれの構成の仕方について、要約、事例、まとめで説得的に書かれている。
    論文を書く場面がない自分のような者にとっては本格的にすぎた感があったが、読み手を想定して、その疑問やツッコミに答えるような、テーマと結論、そして根拠を意識してみたい。
    15-123

  • ・接続語で読者のストレスを減らす。どんな接続語があるかに注意すれば、次に書いてある内容を予測できる。接続語がない時は、内容に変化がないと予想すればよい。
    ・主張を出したら、理由、具体的説明、例示、データと続ける。すると疑問が解消する。
    ・読んでいくときに湧き上がってくる疑問が、いちいち解消されると、それはもう相手の自己主張とは感じられない。読者自身の心の動きに沿った形で書かれているから、抵抗やひっかかりがなく、自然に受け入られる。
    ・シビアなツッコミを想定して、事前にツッコミに答えていく。
    ・根拠を列挙するピーコック型(孔雀型)は不利。一つの根拠を掘り下げるスネーク型で書く。
    ・初心者はピーコック型になりがち。論理展開が薄いので説得力がない。何故? どのように? どうして? 具体的には? 効果は? 利点は? と深堀りしていく。
    ・一つの前提から考えたことを詳しく展開することをアンパッキングという。
    ・狭さと深さは結びついている。最初の段階では意図的に狭く始める。
    ・解決はクリア・アンド・ディスティンクトに。
    ・断定表現をする。「~だろう」「かもしれない」と推論するのは、明晰に論理展開されてない証拠。
    ・常識に訴えない。常識に訴えるのは、自分の問題提起がユニークでない証拠。
    ・断言しないまま議論を続けると、言いたいこともあいまいなまま終わる。自分の考えの不徹底は必ず表現に出る。
    ・結論は、今まで述べたことから当然予想されることを書く。今まで述べたことの繰り返しか、そこから必然的に予想される結果を簡潔に書く。
    ・作家の仕事とは、何か。ある事実が自分にとってどういう意味を持つのか? 道徳・常識に反しようが、他人と取り替えのきかない「自分」という存在に徹底的にこだわって考えること。

  • 非常に参考になった。

    【メモ】
    「シカゴ・スタイル」とは、アメリカのシカゴ大学で教えられている論文の書き方のこと。
    アメリカで博士論文を書く人なら、必ず参照しなければならないといわれている。なおほかにもAPA、MLAといった別のスタイルもある。
    本書は文章を洗練していくプロセスをたどりながら、その根底にある自他の思考を整理し、思考を「明晰かつ判明」な形で理解し、表現するための具体的技術と体験を得ることを目的としている。

    Chap.1 文のつくり方とつなぎ方
    1. シンプルな文をつくる
    -メインの内容を先に書く
    -修辞句を省く。副次的内容は後に書く
    -接続語を適切に使う→読者は次の文の内容を一瞬で判断できる(ストレスが減る)
    2. キャラクターとアクションで描く
    3. 接続語を上手に使う
    4. しりとりの流れを作る
    Chap.2 段落のつくり方
    5. ポイントとサポートに分ける
    6. 読者の知りたい内容から先に書く
    7. ツッコミと応答で対話する
    8. アイディアをすべて言い尽くす
    Chap.3 全体を構成する
    9. 基本構造は問題と解決である
    10. 良い問題と良い解決
    11. 理由・説明・例示の3点セット
    12. 論理とは言い換えだ!
    13. 論と例は一対一に対応させる
    14. 結論は解決の繰り返し
    Chap.4 理解から批判につなげる
    15. 要約しないと議論は始まらない
    16. 根拠を一つずつ検討する
    17. 批判する人と反批判する人
    18. 批判に対抗するには?
    19. 予測や提案につなげる
    20.対立を解消して新しい発想へ

  •  「論理的に考える・・」系の本はこれまでたくさん手に取ってきましたが、その中でも圧倒的におススメできる本です。私はこの本をバイブルとして常に持ち歩いており、文章の作成につまづいた時には、いつもこの本のお世話になっています。
     この前、修士課程の学生が「もっと早く文章の書き方を教わっていたら良かったなぁ」、「文章を書くテクニックなんて誰からも教わらなかった」と言っている姿を目にしました。そんな学生にぜひ言いたい!!「この本読んだらすぐ解決するよ」と。
     この本の良いところは、各チャプター毎に悪い文章と良い文章を比較したパートがあることです。読みづらい文章と読みやすい文章を比較することで、どの部分を修正すると文章が読み易くなるのかを深く理解することが出来ます。ある程度この本を読み進めて、文章の校正テクニックが掴めてきたら、実際に自分の書いた文章を校正してみると良いかと思います。本を読み終わる頃には、かなり書く力や論理的に考える力が身についてるでしょう。

    ぜひ研究者の方だけでなく、学生の方々、一般の方々も手に取って見てください。(名古屋大学国際開発研究科 博士課程1年 綿貫竜史)
     

     

  • 参考になった。

  • writing
    自己啓発

  • ふむ

  • 1555円購入2018-03-09

  • ・要約とは、問題+解決を簡潔に述べたもの。要約においては、根拠の部分は基本的にカットしてかまわない
    ・「そして」「また」などの曖昧な接続語はなるべく使わない
    ・分かりやすい順序は「既知から未知へ」
    ・複数分で段落をつくる。ポイントは段落冒頭に1文で書く
    ・読者はもっとも「意地悪な人」を想定すべき。自分の中にツッコミを入れてくる「他人」を住まわせる
    ・展開できている文章では類義語が繰り返し出てくる

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著者プロフィール

著者主宰ホームページ「VOCABOW小論術」(http://www.vocabow.com/)

「2020年 『2021年度版 地方上級・国家一般職[大卒]・市役所上・中級 論文試験 頻出テーマのまとめ方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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