マインドセット「やればできる! 」の研究

  • 草思社
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794221780

作品紹介・あらすじ

スタンフォード大学発の世界的ベストセラー!!
能力や才能は生まれつきではなかった。問題がむずかしいとやりたがらない子、むずかしいほど目が輝く子。一度の失敗でもうダメだと落ち込む人、失敗すると何がいけなかったかを考える人。この違いはどこから来るのか…。
学業・ビジネス・スポーツ・恋愛・人間関係……、成功と失敗、勝ち負けは、“マインドセット”で決まる。
20年以上の膨大な調査から生まれた、「成功心理学」の古典的名著、完全版になって新登場!『「やればできる!」の研究』改題。

感想・レビュー・書評

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  • 本を読んで満足していてはダメ、なにごとも実行だなあ。失敗を放置せず、成長の契機にする。「今日は、私にとって、周囲の人にとって、どんな学習と成長のチャンスがあるだろうか?」と毎朝問い続けよう。

  • 至る所で参考文献として出てくる本なので、
    期待して読んだのだけれど、ちょっと期待値が大きすぎたようだ。

    内容は悪くない。いや、むしろ素晴らしい(のかもしれない)。
    でも、色々なところで既に出てきているので、
    「何か新しく得たものがあるか?」と言われると、少し悩んでしまう。。

    そうなってしまう、最大の原因は、本の大半が具体例が占めていて、
    「じゃあ、具体的にどうすれば?」というポイントがとても少ない(しかも、あまり詳しくない)からのような気がする。
    帯に「科学的」とあるが、「科学的な」根拠も、本を読む限りはあまり分からない。

    つまり、どちらかというとこの本は、
    実例をたくさん読んで、「自分の硬直的になったマインドセットに気が付く」ための本と言えるのかもしれない。
    しなやかなマインドセットを得るためには、まずは自分の状況をメタ認知できなければならないのだから。
    そういう目的で読むには、良い本なのかもしれない。

    個人的には和田裕美さんの「人生を好転させる「新・陽転思考」」にとても似たイメージを持った。
    どちらもいい本だとは思うけど、
    個人的にはこっち(陽転思考)の方が好き。

    ※人生を好転させる「新・陽転思考」
    https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4591111113#comment

  • いろいろあるマインドセット本の元祖だと思う。スタンフォードの心理学の先生が書いているのでうさんくさいものではない。これを読んでその気になれればよし、なれなくても、物事の捉え方を変えれば、行き詰りを打開できるかもしれないと知っておくだけでもよし。筆致がやや押しつけがましいので気持ちよい読書体験ではなかったが、過去の経験から合理性があると感じられる。こういうことはもっと若いときにしっかり理解しておきたかった。

    硬直マインドセットのアンチパターンがこれでもかと書いてあるので、えばりんぼうの人の気持ちがわかるようになる。彼らも苦しい人生なのがわかる。

  • 「しなやかマインドセット」と「硬直マインドセット」という2つの考え方を軸に話が進められていて、前者は柔軟な考え方(例.失敗から学び、次に活かそう等)で、後者は凝り固まった考え方(例.失敗するのを恐れて、そもそも挑戦をしない等)を実在の人物を例に挙げてそれぞれの違いを紹介している。柔軟な思考法を手に入れるために役に立つかと。

  • マインドセットのアップデートをすべく読者。
    硬直マインドセットの例えがわかりやすくもやや極端には感じた

    メモ
    ・しなやかマインドセットと硬直マインドセット
    ・硬直マインドセットは自分が他人からどう評価されるかを気にする。しなやかマインドセットの人は自分を向上させることに関心を向ける
    ・マインドセットをしなやかにするには。困難に打ち勝って脳に新たな回路が形成されていく様子を思い描く。今ある立場を認め、今で決まってしまうわけではないことを認識、体験から何を学び、学べるか。どうすれば成長に結びつけられるか。
    ・スポーツ分野での研究結果
      しなやかマインドセットの人にとっての成功とは自分のベストを尽くし学んで向上すること。
      しなやかマインドセットの人は失敗をバネにしてさらに前進しようとした。失敗は教訓を与えてくれるもの、目を覚ましてくれるモーニングコール
      しなやかマインドセットの人はスポーツにおいても成功を勝ち取り、それを維持する方法を責任を持って工夫していた
    ・褒めるときは頭の良さでなく、努力して成し遂げたことをほめる。プロセスを
    ・マインドセットが硬直しているとうちなる声は自分や他人の品定めばかりするようになる

  • 会社で推奨されていたリーダーが読むべき本ということで、ざっと読んでみた。

    マインドセットの持ち方によって結果が変わるというのが主張で、個人的には特に真新しさは感じなかったものの、教育のパートは少し参考になった。

    ・結果を褒めると人は自分の能力を証明しようとし、チャレンジしなくなる。努力を褒めるとよい。
    ・難しい課題を与えて、惜しみなく愛情を注ぐ。いかにすればその目標に到達できるかもきちんと伝える。

    部下の育成において難しい課題を与えて放置する同僚がいて、しかしあまりうまく行っているように見えず、愛情と指導とセットにすることは大事だよなと改めて思えた。自分はそういうアプローチを取ろう…

  • 読んでて、苦しかった。笑
    まさに硬直マインドに伴う、本の中の例が、
    自分の現実世界での行動そのもののようだった。
    結局"自分は特別な存在だ"と思い込んで、周りに羨望され存在を認められたいとか、褒めて欲しいって強く囚われてる。そうしないと寂しいし、居場所が無いと思ってたんやろなあ。

    前から行動できひん、少しの努力することすらも嫌がる自分に薄々気付いてて、今この本に出会えてよかった。納得だった。

    自分の夢とか希望に、(そこまで大きくなくても、普段の興味でも)、自分が行動した分だけ見込みが無かったら、凄く否定された感じに受け取って
    次動くのも嫌になってしまう。人は何をやっても変化、成長できひんものと本気で囚われがあったんやな。この本のおかげでしなやかに生きれそうです。

  • 勧められて読んだ本。

    能力はあらかじめ決まっているもので、努力でなんとかなるものじゃない、というのは硬直したマインドセットの人。

    能力は努力によって変えられるし、伸ばしていくことが出来るというのは、しなやかなマインドセットの人。

    これは性格に言い換えてもいいようです。

    マインドセットが硬直すると、何点取ったかが全てになってしまって、周囲と自分を序列化して見てしまう。
    プロセスに目を向けず、出来ないとなると「向いていない」と考えて、諦めてしまったりする。
    結果的に、伸びなくなってしまう、らしい。

    以前、自分が出した結果を評価すると、常にその結果が出ないと辛くなってしまうから、努力や姿勢を評価すると、失敗しても辛くならないということを、メンタル系の本で読んだ。

    それが結構腑に落ちたので、自分自身に対して、仕事の姿勢を労うように変わった。

    この本でも、親や先生が子どもを褒める際に、ほとんど同じことが書かれている。

    ただ、別の本には、姿勢を褒めると、やっぱりそこを目指して頑張り続けてしまうから、人によりけりとも書かれていたけれどね。

    私は、能力は努力で伸びるって思っている方だけど、性格や人柄は、持って生まれたものがあるように感じている。
    しなやかと、硬直が半々なんだと思う。
    でも、持って生まれたものではないのかも?と思った時に「そういう私を分かって」という思いも、和らぐのかもしれないなと思った。

  • ・マインドセット(心の持ち方)は変えることができる。
    ・硬直マインドセットとしなやかなマインドセット
    ・能力や自分の性格は変えられないと思うのが硬直マインドセット。
    ・努力次第で能力向上、性格の変化ができると思うのがしなやかマインドセット

  • 子供のテストの結果が良かったとき親はどう伝えるべきか?
    結果を褒めることは硬直マインドセットをつくりだす。その結果、失敗を恐れ、自分の能力を最大限に伸ばすことを妨げてしまう。
    一方でプロセスを褒めることはしなやかマインドセットをつくりだす。

    硬直マインドセット
    →能力は天性のもので伸ばすことは難しい
    しなやかマインドセット
    →人は学び続けることで進化できる

    しなやかマインドセットを持つ人はネガティブな変化をチャンスと捉えることで結果として成長に繋げることができる。

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