文庫 犬たちの明治維新: ポチの誕生 (草思社文庫)

著者 :
  • 草思社
5.00
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 28
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (371ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794222565

作品紹介・あらすじ

松陰の米国密航を阻んだ横浜の村犬、ペリー艦隊に乗船し米国に渡った狆、犬連れ西郷の西南戦争…犬関連の史料を渉猟し全く新しい明治維新像を描く傑作ノンフィクション。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • これはすごい!としか言いようのない本だった。
    今まで日本の犬の歴史について、これほど掘り下げて調べた本はなかったらしいが、目からウロコが何枚も落ちた。
    江戸末期まで犬は基本的に個人が飼うものではなく、集落が飼うものであったが、明治開国に至って犬の飼い方も西洋化したこと。幕末の武士は酔って犬を切ったりすることが珍しくもなかったという恐ろしい事実。西郷どんの愛した薩摩犬が絶滅に至った影に太平洋戦争の犬の供出があったこと。などなど…歴史好き、犬好き、それ以外(私はこの部類)にも分かりやすく、未知の扉を開いてくれる本。
    著者の類い稀なる研究熱にただただ脱帽。

  • 2017-2-22

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

仁科 邦男(にしな・くにお)
1948年東京生まれ。70年、早稲田大学政治経済学部卒業後、毎日新聞社入社。下関支局、西部本社報道部、『サンデー毎日』編集部、社会部などを経て2001年、出版担当出版局長。05年から11年まで毎日映画社社長を務める。名もない犬たちが日本人の生活とどのように関わり、その生態がどのように変化してきたか、文献史料をもとに研究を続ける。ヤマザキ動物看護大学で「動物とジャーナリズム」を教える(非常勤講師)。著書に『九州動物紀行』(葦書房)、『犬の伊勢参り』(平凡社新書)、『犬たちの明治維新 ポチの誕生』『犬たちの江戸時代』『西郷隆盛はなぜ犬を連れているのか』(いずれも草思社)がある。

「2019年 『「生類憐みの令」の真実』 で使われていた紹介文から引用しています。」

仁科邦男の作品

ツイートする