東大教授が教える独学勉強法 (草思社文庫)

著者 :
  • 草思社
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本棚登録 : 314
レビュー : 38
  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794223074

作品紹介・あらすじ

勉強に対する考え方が劇的に変わる!「挫折した」「続かない」すべての人へ。高校へ行かず通信制大学から東大教授になった著者による、今本当に必要な学び方 。ベストセラーとなった独学勉強法がついに文庫化!

感想・レビュー・書評

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  • ノウハウ的なものではなくて、一言でいえば「批判精神をもって本を読む」ということ。筆者が述べていることが「本当にそうなのか」疑うことで、納得感を持って理解することができ、血となり肉となる知識になるということでしょうか。受験勉強とちがって、正解を導き出すというのが勉強ではないということはその通りと思います。

    あとは多少ノウハウ的なところもあるのだけれど、とっかかりは入門書を3冊くらい買って、自分に合う本を見つけて大枠を理解すること。大枠を理解することと、自分に合う本を見つけることが大事だということです。それから、マーカーを引かない。引くなら2回目以降に引くということ。最初は何でも大切に思えてしまうからというのはなるほどです。それと、ノートにまとめない。ノートやメモはアイデアや考えを書き出したり整理したりするのに活用するもので、本に書いてあることを整理すると、労力ばかりかかって記憶に残らない・・・というかまとめて満足してしまうということかな。満足すると忘れるし。そんなところが気になったポイントでした。

  • 趣味の勉強を進める前に読んでおこうと買った本。
    ・簡単な入門書を数冊、複数回読む
    ・独学と言えど仲間がいると捗る
    ・インプット後、熟成させるのが大事

    物知りなことと、教養が深いことはベツモノって
    誰かも言ってたな。。

    独学でお勉強がんばろ( •̀ᴗ•́ )و ̑̑

  • 学校は主体的に学ぶことは教えない。生徒を平均化するためだ。しかしそれでは学問の本当の面白さは一生分からないし、受動的に目的もなく勉強するだけだから浅い思考力しかつかない。しかし筆者が言うように、常に「なぜ」と問いながら勉強することで学問に対する疑問が解決される快感を得られるし深く考える力が身につき、知識を熟成し知恵にすることで生きる力へとつながっていく。そのための勉強には主体的に学ぶことができる独学が一番であると納得した。

  • あまたある勉強法を「独学」という切り口でまとめた本。「勉強しなくては」という思いだけが強くなりがちだが、とにかく気楽に、興味・関心を持った分野から学ぶべきと説く。基本的には心構えについての内容だが、「参考書は複数冊選ぶ」「線を引くのは2回目、3回目に読むとき」「常に疑問を持って本(テキスト)を読む」「読んだ成果は、要約ではなく意見(感想)としてアウトプットする」等々、参考になる箇所も多かった。

  • 優しい語り口で書かれているが、“勉強”というものに対する要求水準は高く、本書で進められている勉強法をきちんと実践できるようになるためには、おそらく相当な努力が必要になるだろう。だが、地道な努力こそ勉強なのである。

    本書で参考になったのは、最初に文献・資料をたくさん集めないということ。自分は正反対のタイプで、新たな研究に着手する際には、まずWeb Of Scienceなどでペーパーをできるだけリストアップし、電子ジャーナルや図書館のILLを通じて入手してから研究に着手する。そうなると、文献の山ができる。まずは1本だけピックアップして、それを読んでからレファレンスから芋づる式に次の論文を読んでいく、というやり方も試してみる価値はあるだろう。そうして、自分に合う方を選択すれば良い。

    「何でもなるほどと思って納得してまうと論文は書けない」というのはまったくその通り。身につまされた。

  • 本書では「勉強」には一般的に思い浮かべる
    ・受験、資格試験に向けての勉強
    ・趣味的な「教養」のための勉強
    のほか、
    ・答えのない問いに自分なりの答えを見つける勉強
    がある
    ・本書の目的はこを身につけるこということです
    ・考える力をつける・ためのやり方、見通し著者の経験などを説明しています

  •  

  • 本書は「考える力をつける」ための本です
    少なくとも私が「独学」と聞いて思い浮かべる「受験や資格取得のための予備校に通わず一人で勉強すること」のための勉強法の本ではありませんでした。

    本書では「勉強」には一般的に思い浮かべる
    ① 受験・資格試験に向けての勉強
    ② 趣味的な「教養」のための勉強
    のほか、
    ③ 答えのない問いに自分なりの答えを見つける勉強
    があって、本書の目的はこの③を身につけること
    ということで本書ではそのための「考える力をつける」ためのやり方、見通し、著者の経験などを説明しています

    例えば、新しい分野に取りかかり学びを深めるための本の読み方として、
    ・本の中に正解を見つけない
    ・入門書・概説書を2段ステップで読む
     最初はざっと読み、理解優先
     次に批判しつつ、疑問を持ちつつ読む
    ・本の基本コンセプトをつかむ
    ・マーカーを引くより繰り返し読む
    とか、情報収集・資料収集方法、ノート・メモなどについて説明してあります
    このあたりの方法は精読にも通じる考え方で参考にはなります
    また、「考える力」をつけることは、コンピュータにできない応用力や独創力を磨くのに役立つという意見ももっともだと思います

    ただ、それであれば「考える力のつけ方」だけを説明していればいいのであって、ところどころに受験・資格試験向けや教養向けの勉強法をまぜる必要はない
    水増しが目的なのか、私のような「勉強法」を求める読者に色目を使いたかったのかはわかりませんが、非常に中途半端に感じました

    「考える力をつける」という主眼では悪い本ではないのですが、タイトルから感じたイメージと内容との乖離、私が目的とした内容との乖離から評価を☆2としました
    タイトルが適切であったならと思うと残念でなりません

  • 本を読み終えて完璧に暗記したとしても「わかった」気になっているだけで、自分で消化してなるほどと思った時点でやっと本当に「わかった」ということ。というのが心に響いた。
    何事も速くこなしていくことを優先してしまっているので、ゆっくりじっくり自問自答しながら勉強していきたい。

  • 目標を立てるとか、本を批判的に読むなど、基本的な勉強法が紹介されている。そのため、自分なりの勉強法を既に確立している人には物足りない内容になっている。しかし、受験を控えてはいるが、本気で勉強してこなかったためにどのように勉強して良いか分からない高校生には、心強い本だと思う。

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著者プロフィール

1963年生まれ。東京大学経済学部教授。中学卒業後、父親の海外転勤にともないブラジルへ。
ブラジルでは高校に行かずに独学生活を送る。大検を受け慶応義塾大学経済学部通信教育課程へ入学。
大学時代はシンガポールで通信教育を受けながら独学生活を続ける。
大学を卒業後、東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士(東京大学)。
主な著書に『法と企業行動の経済分析』(第50回日経・経済図書文化賞受賞、日本経済新聞社)、『契約と組織の経済学』(東洋経済新報社)、『東大教授が教える独学勉強法』(草思社)など。

「2018年 『東大教授が教える知的に考える練習』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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