ビル・エヴァンス・トリオ 最後の二年間 TIMES REMEMBERED
- 草思社 (2023年12月4日発売)


- 本 ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784794226877
作品紹介・あらすじ
ジャズピアノの世界に圧倒的な影響を与えた巨匠ビル・エヴァンス、
そのラスト・トリオのドラマー、ジョー・ラ・バーベラが綴ったエヴァンスとの思い出、
そして最期を迎えるまでの日々。エヴァンスの軌跡、音楽に対するエヴァンスの哲学と信念、
トリオの主要なレコーディング・セッションの数々、ツアー中の舞台裏の秘話などが語られる。
このトリオの想像を超えて深く純粋な音楽が生み出される体験をジョーは全身で受け止めたが、
彼はまたその夢の演奏が消え失せるところにも立ち会った――。
エヴァンスがこよなく愛したラスト・トリオのメンバー本人による感動的な回想記。
感想・レビュー・書評
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ビル・エバンスの理解が、先月観たTIME REMEMBEREDと合わせ、いまさらながら
進んだ。
高校生の時に、最初に買ったジャズレコード portrait in jazz から40年以上か、ビレッジバンカード19610625がやはり一つの頂点だったが、兄の死、最初の妻の死、などから、麻薬に落ち、強情からリカバリー出来ず、身体はもう再起不能だったが、最後まで演奏自体は素晴らしかったという事は、なにか物体身体とは別次元で、ピアノを弾いた人だったのだな。
JAZZ TRIOの星となった男。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
前半1/4くらいはビル・エヴァンスは登場しない(笑)。しかし後半の記述はさすがに迫真に満ちており、結果的にビルを死に追いやった薬物との関係の考察は他に類を見ない深みがあった。ジャズに生きジャズと共に死んだ偉大なピアニストの貴重な記録。
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神様みたいな人といっしょに演奏してだめになるところを見つづけた男の記録。他の関係者の証言みたいなのも収集しているのであれこれ読みごたえがある。ファンは必読。
荒井理子の作品





