文庫 寄生生物の果てしなき進化 (草思社文庫)

  • 草思社 (2024年10月3日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (448ページ) / ISBN・EAN: 9784794227454

作品紹介・あらすじ

サナダムシ、コロナウイルス、HPV、エキノコックス、マダニ……
他の生物を搾取して生きる寄生生物たちは、どこで誕生し、
どのように進化し、今日まで生きてきたのか。
また人類は、どこで彼らに出会い、その拡大に影響を与えてきたのか。
その先に、人間や動物と寄生生物が共存する未来はあるのか。
北欧の気鋭の生物学者が、進化生物学の観点に人類史を交えて、
ウイルス学、細菌学、寄生虫学の垣根を越え、
寄生生物の壮大な進化の旅を描き出す。
解説:倉持利明(目黒寄生虫館 館長)

<目次より>
序章 感染症とパラサイトについての進化生物学者の見解
Ⅰ なぜ感染症があるのか
Ⅱ どこから感染症はやってくるのか
Ⅲ なぜ人間はこれほど多くの感染症を持つのか
Ⅳ なぜ危険な感染症とそうでないものがあるのか
Ⅴ いかに感染症から逃れるか
Ⅵ なぜ特定の感染症は撲滅できないのか
Ⅶ なぜ新たな感染症は次から次に生まれるのか
Ⅷ 環境はどのように感染症拡大に影響するのか
Ⅸ コロナウイルス大流行が世界を大混乱に陥れた
Ⅹ 人間は感染症なしに存在しうるのか

感想・レビュー・書評

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  • 【書評】『寄生生物の果てしなき進化』 感染症史ひもとく表現力 - 産経ニュース(2022/3/6)
    https://www.sankei.com/article/20220306-6QE4QJPCZJJKREBVROFHHN4N4Q/

    共同通信配信の書評記事『寄生生物の果てしなき進化』 — YUKI KONDO WRITER(June 9, 2022)
    https://www.yukikondo.jp/blog/2022/6/9

    Tuomas Aivelo: Loputtomat loiset
    https://www.kirjatkertovat.fi/2018/12/tuomas-aivelo-loputtomat-loiset.html

    Tuomas Aivelo - Leiden University
    https://www.universiteitleiden.nl/en/staffmembers/tuomas-aivelo#tab-1

    セルボ貴子の執筆記事|北欧語書籍翻訳者の会|note
    https://note.com/nordiclanguages/m/m7a98eb9bfe09

    寄生生物の果てしなき進化 | 話題の本 | 草思社
    https://www.soshisha.com/book_wadai/books/2547.html

    【文庫】寄生生物の果てしなき進化 | 草思社
    https://www.soshisha.com/book_search/detail/1_2745.html
    (単行本)
    https://www.soshisha.com/book_search/detail/1_2547.html

  • これは面白い。
    著者は1984年生まれのフィンランド人。新進気鋭の生態学、進化生物学者。(若っ!)
    400ページほどの文庫本であるが、スイスイと読める。
    なぜ感染症はあるのか。どこから感染症はくるのか。人はなぜ多くの感染症をもつのか。など興味が湧くテーマついて論じる。
    新型コロナ感染症拡大で多くの人にウイルスというものの性質が広く知られることになったが、この本を読むと改めてウイルスなどの感染症について興味深い知識を得ることができる。
    自分の体の表面、あるいは体の中に一体どのくらいの寄生生物がいるのだろうと体を眺めまわしてしまい、これまでのヒトとの共生の歴史に思いをかけ巡らす。
    この世から感染症をなくすことはできない。どう共存していけばよいのか改めて考えさせられる。

  • https://calil.jp/book/4794225474
    草思社(2021-12-10)文庫化

  • 2025年3月12日、渋谷マークシティ地下の啓文堂書店にあった。平積み。感染症や抗生物質の話もあった。

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著者プロフィール

トゥオマス・アイヴェロ(TUOMAS AIVELO)
1984年生まれ。新進気鋭の生態学、進化生物学者。自称“ネズミと寄生虫”通。現在、ヘルシンキ市のネズミの分布、寄生虫、人間のネズミに対する態度の分野横断的研究グループ主任。科学雑誌 Tiedeのオンラインブログ「すべての背後には寄生生物がいる」は、同国で最も読者数の多いブログで本書の元となった。

「2021年 『寄生生物の果てしなき進化』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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