- 草思社 (2025年2月26日発売)
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感想 : 16件
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784794227713
作品紹介・あらすじ
1761年創業のヘンリー・サザラン商会。
ロンドンにある世界最古の古書店である(と主張)。
近年、この由緒ある古書店に勤めはじめた青年が経験した奇妙な日々。
「ここで働くのにまともである必要はないが、酔狂であるのは役に立つ」が店のモットー。
個性強すぎる先輩店員たちに、もっと個性の強い常連客たち。
亭主が遺した蔵書を高額で買い取らせようとする未亡人、
議論好きであれこれ要求しつつ本を買わない男。
気が遠くなる目録づくり作業に、崩壊した装幀を修復する職人芸。
文学の宝庫であり貴重な稀覯本も多々あるが、
そうではない古本の恐るべき山から漂う切ない思い。
何十年も開けられたことのない戸棚に謎の鍵束、毒が練り込まれた本や、
さらには本ですらないものさえある。
店の近くで事故死した元店主の幽霊は夜な夜な店内で何やらやらかすらしい――。
奇妙でおかしな、しかし本好きにはたまらない
ディープな魅惑あふれる「世界最古の古書店」の世界へようこそ。
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
古書店でのユニークな体験を描いたこの作品は、世界最古の古書店での奇妙な日々を通じて、本への愛情やその背後にある物語を探求しています。主人公が個性豊かな先輩や常連客との交流を重ねる中で、古書店特有の魅力...
感想・レビュー・書評
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装丁に惹かれてつい手に取った本
表紙をめくると、赤い紙が二枚挟まれている
この手触りがいい!紙の繊維が感じられる
色がいい!派手ではなく、心安らぐ赤
この時点でもう自分は
紙が好きなんだろうかと思う
本屋や図書館にいると
落ち着くのは
紙を感じられるからなのだろうか?
とにかく本に囲まれていたくなる
美しい紙の束を見ると欲しくなる
なんだか病気のように
世界最古の古書店
しかもロンドン
もう気持ちはすぐに飛んでいける
オリバーの(これは作者の名前でもある)
古書店で働いていた時の
経験談のようなお話
淡々と話が進むが
次第にのみこまれていく
事実か、そうでないかは
わからないが‥‥
古書店を訪ねたくなる
長年積み上げられた書籍
その奥で擦り切れてツヤツヤになった机
丸くなったえんぴつを持ち
何かを書き込む店主
もちろんメガネは必須
陽の光なんかは入れてはいけません
妄想は膨らむ!
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Once Upon a Tome:
The Misadventures of a Rare Bookseller
by Oliver Darkshire
ワンスアポンナトゥム
稀覯本販売業者の災難
おもろかった!訳も悪くないし、さくっと読める。
最近古書店が題材になった小説やコミックが目に付くが
これも面白くて、笑えるし、ほんわかする。
ほんまか嘘かはともかく、
本当にあったことを書いてる”てい”だし、
イギリス人やったら居てそう感にあふれてて(笑)
おもしろいねぇ
まあ、闇深いけどねぇ。
“It's my belief that
anyone worth knowing enjoys spending time in a bookshop.”
わかるわ、、
“There’s something wistful about old books when they are gathered in one place. They have a faintly unsatisfied smell, as if they’re all distantly aware that they’ve missed their chance to be a worldwide smash hit.”
あはははは
巻末に付録でゲームも付いてて
おもしろかった。 -
おかしな客、ボロくて雑然とした店、幽霊、ろくでもない仕事… 古書店で起こる奇譚としか言えない体験を英国風のユーモアで語る。ストーリーもだが古書あるあるが随所にあって面白い。日本もロンドンも同じなんだなと感じた。
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世界最古の古書店ヘンリー・サザラン商会で働いていた著者による古本屋譚。稀覯本を主に取り扱う店で、どちらかと言うと街の古本屋と言うよりは神田の古書店街の専門店というイメージか。本を読むとどれほどの伏魔殿、万魔殿かと思ってしまうが、実際の店舗の写真を見るとごく真っ当な古書店に見えるので、やはり多少なりとも「盛って」いるのだろう(笑)。古本好きは読むべき1冊である。
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【本学OPACへのリンク☟】
https://opac123.tsuda.ac.jp/opac/volume/735097 -
配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。
https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=01442987 -
世界最古の書店サザランの書店員だった著者の体験記
ブックセラーズダイアリーの方が好みである -
〈日本大学歯学部OPACへのリンク〉
https://dentlib.nihon-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/1000086891 -
稀覯本を扱う古書店では、あらゆることが起こるらしい。書物だけでなく、店員も客も個性的。著者は、学位もなく、未経験者可能の文字を頼りに入った見習い店員を自称しているが、きっと本と書店をこよなく愛するユーモア溢れる人に違いない。画像検索すると綺麗な書店の写真が出てくるのに、彼の筆にかかると魔物が徘徊する異世界のように見えてくる。ページを捲るたびに、次はどんな事件が起こるのかとワクワクする。もし1年早く訳書が出ていたら、昨夏のイギリス旅行で訪れることができたのに、と、思うと残念でならない。
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イングランド、ロンドンの由緒ある古本屋における従業員達とお客さんの日常の話。
古本屋好きの方、イギリス好きの方、ハリーポッターの世界観が好きな方、そんな方々はきっとこの本にハマると思う。ちなみに私は全てに該当している。
さらに深く本書を捉えると「働くということとは」についても考えさせられる。どの職場にも可笑しな同僚、理解できないクライアントや客、職場の環境で奮闘する自分は存在する。ロンドンの古本屋だけの話ではなく、自分の職場もこんなものかもしれない。
なんでも面白く受け取ってみれば良いんじゃないの、という如何にもユーモアを重視するイギリス人らしい著作。 -
(借.新宿区立図書館)
ロンドン古書店勤務者の経験する様々。英国流ユーモアで少々話は盛っているようだが興味深い。
