トリトリ5年4組の場合

著者 :
  • 草土文化
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794503886

感想・レビュー・書評

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  • きのう読了。
    クラス内の班決めによって起こる、人間関係のあれこれが、複数視点で描かれていく。小学校高学年の時期の、仲よしグループを作る切実さと心理戦が垣間見えて興味深かった、けれど、もう一歩先を描いてほしかった気もする。遠藤さんを中心に、皆それぞれ葛藤や打算を抱えていることは描かれるものの、けっきょくは割とあっさり関係性に希望を見出しかけるような展開。その希望が再び挫かれるのが中学生の時期、っていうことなのかしら。
    家出したお姉ちゃんの顛末を読んでみたかった。

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著者プロフィール

デビュー作の『風の音をきかせてよ』(岩崎書店)で、日本児童文学者協会新人賞を受賞。他に『月曜日のかくれんぼ』(草土文化)、『サイレントビート』(ポプラ社)、『ロケットにのって』(新日本出版社)、『夏のとびら』(あかね書房)、『シキュロスの剣』『晴れた朝それとも雨の夜』『夕焼けカプセル』(いずれも童心社)などの作品がある。

「2018年 『鳥達のバラード アンプラグド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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