衰退のレギュラシオン: チリ経済の開発と衰退化1830-1914年

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  • Amazon.co.jp ・本 (530ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794805072

作品紹介・あらすじ

途上国の「低開発性」とは、現象的には「安定した低成長」といいうるような側面を有しているのであって、そのような問題をレギュラシオン・アプローチで分析する際には、制度・構造諸形態による調整=レギュラシオンが働いていないと考えるよりも、「安定した低成長」をもたらすような「衰退的レギュラシオン」が働いていると考える方が、分析概念としてはより整合的なように思われる。つまり、大胆ないい方をすれば、制度・構造諸形態による蓄積体制の制御には、プラスの制御とマイナスの制御があると考え、後者のような作用のことを、本書では「衰退的レギュラシオン」、ないしは「衰退のレギュラシオン」と呼ぶのである。

著者プロフィール

徳島県三好郡東祖谷山村(現三好市)生まれ
福岡市在住
経済学者 詩人

【学歴】
東北大学経済学部卒
メキシコ・グアダラハラ大学で学ぶ(1年、政府交換留学)
東北大学大学院経済学研究科博士課程後期単位取得退学
博士(経済学)東北大学

【職歴等】
東北大学経済学部文部教官助手
九州産業大学経済学部講師、助教授、教授
チリカトリック大学歴史学部客員研究員(1年)
チリ大学物理数学学部客員研究員(2年)

【主著】
『衰退のレギュラシオン』(新評論、単著)
『経済学のパラレルワールド』(新評論、共編著)
『現代経済学』(岩波書店、共著)他

「2022年 『詩集 犬 un perro』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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