世界のかなたの森 (ウィリアム・モリス・コレクション)

  • 晶文社
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本棚登録 : 67
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794916990

作品紹介・あらすじ

未知の世界をもとめて、若者ウォルターは故郷ラングトンを後にした。旅立ちの前に波止場でふと目にした、美しい貴婦人と乙女と小人-謎の三人連れの幻が心に焼きついて離れない。やがてウォルターは妖しい糸にたぐりよせられるように、「地の裂け目」から不気味な森に踏みこんでゆく。騎士物語の冒険と栄光、妖精譚の魅惑と神秘をみごとに結びつけた、ファンタジー文学の古典的名作をモリス研究の第一人者の翻訳でおくる。

感想・レビュー・書評

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  •  ある美術館で開催されていたウィリアムモリス展から、この物語に辿り着きました。
     古典的名作とはこのような本を言うのでしょうね。

  • 昔から口頭で伝承されてきている物語とか、そういう雰囲気。無駄に語らないところがいい。

  • ウィリアム・モリスが残してくれた中編ファンタジーです。彼の作品は初めてですが、とても楽しく、ワクワクして読みました。一読して、ラファエル前派のバーン・ジョーンズと友人だった理由がわかります。価値観や趣味が一緒ですね。擬古文だそうですが、物語の構造も擬古的ですね。千一夜物語の語りぶりを連想しました。

  • ファンタジー。
     主人公のウォルターは結婚に失敗。故郷をあとにする。
     彼は魔性の女王、侍女、小人の幻を幾度か見、それに興味をそそられる。
     彼を誘惑する女王。彼を助けようとする侍女。

     これの見所は女王と侍女の関係。まるでSMレズを思わせる。
     裸にして鞭で打ったりとか。なんか凄くよこしま。
     ウォルター以外は名前がなかなか出てこない。
     ウォルターの妻になる侍女は、侍女という呼ばれ方のまま。
     2作しか読んでないが、モリスの主人公は常に賢い娘に導かれて危機を脱する。

  • [ 内容 ]
    未知の世界をもとめて、若者ウォルターは故郷ラングトンを後にした。
    旅立ちの前に波止場でふと目にした、美しい貴婦人と乙女と小人―謎の三人連れの幻が心に焼きついて離れない。
    やがてウォルターは妖しい糸にたぐりよせられるように、「地の裂け目」から不気味な森に踏みこんでゆく。
    騎士物語の冒険と栄光、妖精譚の魅惑と神秘をみごとに結びつけた、ファンタジー文学の古典的名作をモリス研究の第一人者の翻訳でおくる。

    [ 目次 ]


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  • 図書館で発見!ずっと読みたかった本。でも、十年以上図書館にあって、今までに借りた人が私しかいないのって…寂しい。名作なのに。

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著者プロフィール

William Morris(ウィリアム・モリス)1834年~1896年

詩人、工芸職人、デザイナー、社会主義者、環境問題活動家、小説家、出版者として、19世紀の英国社会に多大な影響を与えた。その影響は、没後120年以上経っても衰えず、むしろ重要性が高まっている。デザイナーとしての側面だけでなく、人生の後半に、不平等な社会の変革や環境保護のために献身したことが、とくに最近注目されている。

「2019年 『素朴で平等な社会のために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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