ペシャンコにされてもへこたれないぞ! (文学のおくりもの 5)

著者 : ナット・ヘントフ 片桐ユズル

• 晶文社 (1971年10月30日発売)

感想・レビュー・書評

[クロシロさんの感想 · 2013年4月30日]

おととい読み始めておととい読了。原書1968年と、かなり古めの作品。
前半くらいの間、よくも悪くも時代をものすごく感じて、ちょっと引き気味に読んでいたのだけど、慣れたのか展開によるのか、後半はそれほど気にせず読めた。会話を軸に構成されていて、そのある種ドライな距離感が、作者の立ち位置として誠実だなと思う。個人的には、ジェレミーのゆれ動きよりお父さんの気持ちのゆれの方が興味深かった。
古さだけでないところを、どこまで読み込めるかしら。