壊れたヨーロッパ

  • 晶文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (443ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794922991

作品紹介・あらすじ

雪中の道標として立つロシア兵捕虜の屍。氷結した湖面からつきだす馬群の頭部。フィンランドの静寂に狂うドイツ兵。虐殺の夜にふる生ぬるい雨-。戦時特派員としてナチスとともに進軍し、戦いの傷痕を舐めつくした作家が、飢えと憎しみと絶望によって、穢され、腐ったヨーロッパを描きだす。1944年に発表され、全世界を震撼させた幻の名作。待望の邦訳。

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著者プロフィール

クルツィオ・マラパルテ

イタリア人の作家。父はドイツ人で本名はKurt Erich Suckert.早熟な政治少年で、16歳のとき義勇兵として第一次大戦に参加した。1922年、ファシストのローマ進軍に参加し、1924年にファシスト左派の立場から『国家の征服』誌を創刊。「ファシズム側の最も手ごわいペン」と評される雑誌に成長させた。以後、『ノベチェント』『フィエーラ・レッテラーリア』『スタンパ』等、雑誌・新聞の編集長を務め、両大戦間の文学界、ジャーナリズムに重きをなす。1933年、『クーデターの技術』(1931年刊、本書)がヒトラー攻撃の書として物議を醸して逮捕、流刑となる。後年には、同時代の動乱のなか、左右を問わず自由の敵を批判し、その手法を厳しく論じる立場となり論壇に重きをなした。

「2019年 『クーデターの技術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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