死を呼ぶペルシュロン (晶文社ミステリ)

制作 : 今本 渉 
  • 晶文社
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本棚登録 : 21
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794927415

作品紹介・あらすじ

「先生、俺、きっと頭が変なんです」-精神科医マシューズの診察室に現れた青年は、真っ赤なハイビスカスを髪に挿していた。そうしていると小人が一日十ドルくれるというのだ。青年の話に興味を惹かれたマシューズは、彼と同行してその小人に会いに行くが、やがて自身、悪夢のような事件に巻きこまれてしまう。異色傑作『悪魔に食われろ青尾蠅』で本邦でも注目を集めたバーディンの、奇抜な設定と破天荒なプロット、心理的恐怖が際立つ第一作。

感想・レビュー・書評

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  •  ペルシュロンとは何ぞやと思ったら、馬の種類なのだった。この大型種が殺人現場に忽然と現れていて、それで死を呼ぶというわけだ。タイトルの意味はそれでわかったが、この馬が重大な手がかかりになるとかストーリーにからんでくるということが全くなく、単なる飾り物でしかないというのが謎だ(笑)。精神科医マシューズのところに奇妙な体験談を語る患者が訪ねてきて、それを確かめるために同行したところ、事件に巻き込まれて記憶喪失に陥り、その間に殺人事件が連続して疑われたりした挙句、なんとか記憶を取り戻してすべての事件が解決する、という奇妙なストーリーだ。事件も馬もどうということはなく、読みどころは翻弄されるマシューズが少しずつアイデンティティを取り戻してゆく過程で、これはなかなか波乱万丈で興に富んでいる。ミステリというよりサスペンスというべきだろうな。

  • 2016 3.15

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