ミニコミ魂 (シリーズ・新道楽人生)

著者 :
制作 : 串間 努 
  • 晶文社
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本棚登録 : 48
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794947215

作品紹介・あらすじ

いま、いちばんホットなミニコミ200誌が大集合!!コピーやDTPを使った作り方。書店やコミケでの売り方・買い方。目黒考二、米沢嘉博ら先輩のインタビュー。宮武外骨や趣味誌に連なる歴史。フリーペーパーやインターネットとの関係。詳細で豊富なデータが満載。

感想・レビュー・書評

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  • ミニコミという言葉は今ではあまり使われていないだろう。おそらくZINEに置き換わっている。本書では個人や特定のグループが発行するニッチな情報誌を紹介。「これを紹介したい!」「作りたい!」という熱意はいつの時代も変わらずあるようだ。1999年発刊のため古い話題が多いが今に繋がる記述が多く面白い。タコシェや模索舎の紹介ページも良かった。

  • つまりこれは本のリストの本の一種なのだなと。
    そして、これは「小さなメディアの必要」の系譜なんだな。そして「日本のZINEについて知ってることすべて」とか、「野中モモの「ZINE」 小さなわたしのメディアを作る」に繋がるのだと。
    そしてその先達をたどれば、宮武外骨とか三田平凡寺あたりまで繋がってくるのかと思うと、自分の興味の散らばり(食い散らかし?)もこういう方面で収斂するのかと思ったり、思わなかったり。

    記憶にあるミニコミの名も散見。BANZAIマガジンとか神田神保町路地裏マップとか。

    もそっと、ZINE(でもミニコミでもリトルプレスでも呼び方なんて何でもいいけれど)を追いかけていこう。

  • 既に20年前の本だけど、今現在ミニコミは増えているんだろうか。増えているんだろうなぁ…。
    記事の熱量が凄まじくてなかなか処理が追い付かない。専門の書店に向かわせる力は十二分に持っている。

  • 一度つくってみたい

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著者プロフィール

1967年、島根県出雲市生まれ。ライター・編集者。早稲田大学第一文学部卒業。明治大学大学院修士課程修了。出版、古本、ミニコミ、図書館など、本に関することならなんでも追いかける。2005年から谷中・根津・千駄木で活動している「不忍ブックストリート」の代表。各地で開催される多くのブックイベントにも関わる。「一箱本送り隊」呼びかけ人として、石巻市で本のコミュニティ・スペース「石巻まちの本棚」の運営にも携わる。
著書に『ナンダロウアヤシゲな日々』(無明舎出版)、『一箱古本市の歩きかた』(光文社新書)、『町を歩いて本のなかへ』(原書房)、『編む人』(ビレッジプレス)、『本好き女子のお悩み相談室』(ちくま文庫)、『蒐める人』(皓星社)、共著『本のリストの本』(創元社)などがある。

「2021年 『古本マニア採集帖』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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