未来におきたいものは: 鶴見俊輔対談集

著者 :
  • 晶文社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (391ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794948717

感想・レビュー・書評

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  • やはり鶴見俊輔はひと味違う。彼の言葉からは(むろんこれは私自身の「好み」をかなり交えた上で書くのだけれど)確かな温もりを感じる。知識人であることは間違いないが、その言葉は単なるディレッタントな「お勉強の成果」に堕すことなく、個人の歴史/人生に裏打ちされた「経験知」にこそ裏打ちされている。それゆえに彼の言葉は(よくも悪くも)わかりやすい。ここで語られる言葉たちのひとつひとつに共感を抱いたが、もっとも大きかったのは語彙が豊富でなくても伝わる言葉を語ることはできるという意見であり、いかにも鶴見俊輔らしいと唸った

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/42125

  • 自分がどれだけ社会的通念に毒されているかが実感できた。

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著者プロフィール

922−2015年。哲学者。1942年、ハーヴァード大学哲学科卒。46年、丸山眞男らと「思想の科学」を創刊。65年、小田実らとベ平連を結成。2004年、大江健三郎らと「九条の会」呼びかけ人となる。著書に『アメリカ哲学』『限界芸術論』『アメノウズメ伝』などのほか、エッセイ、共著など多数。『鶴見俊輔集』全17巻もある。

「2022年 『期待と回想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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